リーガ・エスパニョーラ第36節が11日に行われ、バジャドリードとバルセロナが対戦した。

 首位のレアル・マドリードを勝ち点4差で追う2位バルセロナ。この試合で引き分け以下の場合、レアル・マドリードが13日のグラナダ戦で勝利すると優勝が決まるため、勝利が必要な一戦だ。

 逆転優勝に望みをつなぎたいバルセロナは15分、アルトゥーロ・ビダルがペナルティエリア右でリオネル・メッシからパスを受けると、右足シュートをゴール左隅に流し込んで幸先良く先制に成功した。メッシリーガ・エスパニョーラ2008-09シーズンのシャビ氏以来となる20アシストを達成した。

 追加点を狙うバルセロナは19分にネルソン・セメドが右サイドから折り返すと、アントワーヌ・グリーズマンがゴール前フリーで待ち構えていたが、うまくミートできずに決定機を逃す。24分にはセメドがエリア右に進入して右足シュートを放ったが、GKジョルディ・マシップにセーブされた。

 1点リードで折り返しバルセロナは63分、メッシがエリア前右のFKで直接狙うが、ゴール右上隅を捉えたシュートはGKマシップに阻まれる。後半は拮抗した展開が続き、このままタイムアップ。バルセロナは辛勝で3連勝を飾り、首位レアル・マドリードとの勝ち点差を暫定で1とし、今節での宿敵の優勝を阻止した。

 次節は16日に一斉開催され、バルセロナはホームでオサスナと、バジャドリードはアウェイでMF乾貴士が所属するエイバルと対戦する。

【スコア】
バジャドリード 0-1 バルセロナ

【得点者】
0-1 15分 アルトゥーロ・ビダル(バルセロナ

バルセロナがバジャドリードに勝利 [写真]=Getty Images