熊本県のPRマスコットキャラクターくまモン」は中国でも非常に有名だが、日本には「くまモン」だけでなく非常に多くのマスコットキャラクターが存在することに驚く中国人は少なくない。中国メディアの騰訊は9日、「なぜ日本はマスコットキャラクターばかりなのか」と題する記事を掲載した。

 日本では一時ゆるキャラブームが起き、多くの自治体がPRマスコットキャラクターを作成した。記事は、日本のマスコットキャラクターは企業、商品、地方自治体などのイメージを代表しており、「知名度を向上させる」という使命を背負っていると説明した。

 続けて、マスコットキャラクターを創造するための費用は人間のタレントにイメージキャラクターを依頼するのと変わらないほど巨額だとしながらも、マスコットキャラクターの場合、その性格や見た目を企業や自治体の望みどおりに設定できるうえに、基本的にスキャンダルも発生しないというメリットもあると指摘し、これが日本がマスコットキャラクターばかりの理由だと論じた。

 また、マスコットキャラクターの成功例として「くまモン」を取り上げ、くまモン熊本県の農産物、伝統工芸品、また、民間企業の商品のPRに幅広く活用されていると紹介。中国でも有名になったこともあり、結果として巨大な経済波及がもたらされたと説明し、くまモンの成功がきっかけとなり、日本の各自治体も次々に独自のマスコットキャラクターを創出し始めたのだと強調した。

 また、日本ではアニメのキャラクター・グッズも良く売れているほか、「すみっコぐらし」や「ぐでたま」等のゆるい生活スタイルを表現したキャラクターも広く受け入れられていると紹介し、つまり、日本ではマスコットキャラクターは「お金になるのだ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

くまモンだけじゃない! なぜ日本はマスコットキャラクターばかりなの?=中国