1年での降格が決定したノリッジのダニエル・ファルケ監督が、降格決定についてコメントした。クラブ公式サイトが伝えた。

2018-19シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)で勝ち点94を稼ぎ優勝を果たし、2015-16シーズン以来のプレミアリーグ昇格を果たしたノリッジ。

開幕戦から積極的なサッカーを見せるも結果が伴わず。11日に行われたプレミアリーグ第35節のウェストハム戦では、0-4と大敗。この結果、3試合を残して、1年でのチャンピオンシップ降格が決定してしまった。

フィンランド代表FWテーム・プッキが11ゴールと気を吐いたものの、得点力不足に終始悩まされていたノリッジは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による中断期間後6連敗。わずか1ゴールしか挙げられていなかった。

試合後、ファルケ監督は1年での降格決定についてコメント。応援してくれる人々へ謝罪をした。

「まずはじめに、このような日を我々は信じられないほど失望している。心に手を当て、1年前に何が起きたかについて考えなければならない」

「昇格の後のすべての祝福があったことを、このような日には思い出として頭に思い浮かぶ」

「我々は今日、当然ながらこの敗戦を受け入れている。このリーグから降格したことは、予想外ではなかった。ただ、理論的に確認してしまうと、もちろん悲しい日となる」

「選手たちについて否定的な言葉や、コメントを聞くことはない。彼らは素晴らしく、すべての試合で、ピッチ上で最高のパフォーマンスを出すために全てを試みた」

「別の奇跡を作りたかったので、我々のサポーターとこの黄色いユニフォームと、この素晴らしいクラブに関係する全ての人に謝罪したい」

また、自身が監督に就任してから3年目となったシーズンだが、就任当初のチーム状況を振り返り、ここまで来れていることのスゴさを再確認した。

「このような日に、我々はどういったところから来たのかを思い出す必要がある。私が来た最初のシーズンは、クラブを運営し続けるために選手を売り、数人の若い選手を育成することが重要だった」

「その後、そういった若い選手がいるグループで迎えた2年目は、プレミアリーグに昇格することなど誰も期待していなかった。しかし、100ポイント、100ゴールに近づき達成した」

来シーズンは再びチャンピオンシップでの戦いを迎えるノリッジ。チーム作りの方向性は間違っておらず、再び挑戦すると語った。

「クラブは財政的な危機にない状況であり、全ての若い選手は長期契約を結んでいる。それは我々のスタートよりもはるかに改善された状況だ」

「今の目標はプレミアリーグに戻ってくることだ。戻ってきたら、もう少し投資し、少しでも楽にできる状況になれば良いと思っている」

「しかし、それは短期的なものからなにも奪うものでなはい。降格が決定したと言わざるを得ない状況には、とてもガッカリしている」

「これは当然の結果であり、予想されていた結果でもある。再びオッズを覆せなかったことに失望している」

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