羊毛のフワフワした毛を針で延々と突いて形を作る羊毛フェルト作品は、今やプロの域で造形作品をSNS上で披露、ネット販売をしている人も多くなりました。そんな中、羊毛と鳥の羽を組み合わせたシロフクロウに、「本物みたい」という声が相次いでいます。

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 普段は小動物などの作品をメインで作っているという、羊毛フェルト作家のゆかりんさん。「Y’s Felt Art」の自サイトにてリアル可愛いハムスターやリスなどを中心に作品を披露・不定期で販売しています。

 そんなゆかりんさんが今回手掛けたのは、シロフクロウ真っ白な羽に模様が美しいシロフクロウは、その白い羽の美しさとキリッとした表情が人気。

 育児の合間に完成させたというシロフクロウの作品を、「シロフクロウよーやく完成~。どうにか自分なりの作品になったと思うんだけど、どうかなぁ」と4枚の画像とともにツイッターに投稿しています。

 キリっとした黄色い目が特徴的なシロフクロウ。その目も、モフモフの毛に覆われたがっしりとした足も、羽の斑点模様も、物語に出てくるハリー・ポッターの相棒「ヘドウィグ」そっくり。4枚の写真には様々な角度で撮影されていますが、どの角度から見ても、まるで生きているかの様な雰囲気。

 寒冷地でも平気なシロフクロウは、翼以外の全身の羽毛がモフっとしています。そのモフっとした雰囲気と、風切り羽根のシャープな羽の美しさを見事に再現したこの作品、かなり工夫して作られたのだそう。

 昨年出産されたゆかりんさんは、1歳になったばかりの娘ちゃんの母をしながらも創作活動を続けています。そして、その出産祝いに素敵なプレゼントを頂いたのだそう。贈り主は、ゆかりんさんのご主人の会社関係の方。

 「ハリーポッターの白フクロウさんが好きみたいと主人に無茶振りされて、頑張らざるを得なかったのです…ハムスターとか齧歯目の方が得意なのに」と泣き笑い絵文字付きで制作の経緯を教えてくださいました。

 羊毛フェルト作家歴5年のゆかりんさん。今回の作品は本物の白い羽を、胴体や翼の土台になる部分に丁度良い大きさにカットして1枚ずつ付けていき、模様を付けていっています。「胴体の羊毛フェルトふわふわ植毛部分と馴染むようにするのがなかなか苦労しました」と、本物の羽を違和感のない様にしていく事が一番の難しい部分だったそう。

 普段作る作品は毛をふんだんに植毛した「リアル可愛いモフモフの作品が多いとのことですが、1歩間違えるとどうしてもぬいぐるみ感が強くなってしまいリアルでは無くなってしまうのだそう。

 「ただでさえ白フクロウは単色真っ白で本物もぬいぐるみみたいに可愛らしいからこそ、リアル感がでるように細部を整えることに注力しました。羊毛フェルトと羽根の色がどうしても馴染まないので、羊毛フェルトにもツヤ感が出る素材を混ぜたりして違和感が無いように仕上げました」と、羊毛フェルト作家ならではの工夫を重ねているそうです。

 実はこの作品を見て一目ぼれしてしまった筆者、作品の販売についておたずねしてみたところ、「今のところ販売予定はございませんが、御要望があるようでしたらまた考えようかなと思ってます」と。1歳の娘さんの育児の合間を縫うように、約1か月かけて仕上げたというこのシロフクロウ。販売開始になったらすごく人気沸騰になりそうな予感しかありません……。

<記事化協力>
ゆかりん Y’s Felt Artさん(@ysfeltart11)

(梓川みいな)

本物かと思った……! 羊毛フェルトでできたシロフクロウが息をのむ美しさ