南アフリカの大手オンライン販売サイト「Takealot.com」で、棺桶が売りに出されたことが大きな話題となっている。死に対して尊厳と畏怖のイメージが強い南アフリカで、棺桶をネットで購入するという感覚は人々にとってかなりの驚きだったようだ。『TimesLIVE』などのメディアが伝えている。

話題となった棺桶はヘルスケアのカテゴリーにあり、ダークブラウンの木製棺である。価格は5500ランドが10%超割引されて、4899ランド(約3万1000円)だ。商品の説明には「木製で最も人気がある伝統的なスタイルの棺桶。合板を幾層にも重ねたべニア製で、機械カットし、人の手で磨き上げた美しい木製棺桶。顔の部分の扉と体の部分の扉が別々に開きます」とある。

Takealot.com」によると、この棺桶は第三者の業者から販売を委託されたものという。他の国では「Amazon」のような大手がすでに棺をオンラインで販売しており、世界的に見ても珍しいことではない―と取材に対して応えている。ちなみに450ランド(約2800円)以上の購入で送料が無料になるため、この棺桶の配送に費用はかからない。ただしこの商品は“返品不可”で、サイズを必ず確認したほうが良いとのことだ。

Takealot.com」以外にも南アフリカ最大のクラシファイド(掲示板)サイト「Gumtree(ガムツリー)」では、65もの棺が2000ランド(約1万2000円)から1万ランド(約6万3000円)で販売されている。「Gumtree」のブランドマーケティングマネージャーエステル・ナジェルさん(Estelle Nagel)によると、食器棚が棺桶に再利用できて節約できるという「カップコフ(Cup-Coff)」という製品を売り出した人もいたそうだ。「一般的に棺というのは死を意味するマイナスイメージを持っていますが、ほとんどの人が必要とするものです。素晴らしい棺を手ごろな値段で購入できるなら、買うでしょう?」とコメント、販売側としては棺を売ることに抵抗はなさそうだ。

一方、棺桶をオンライン販売していることに驚く人も少なくない。「家族があなたの棺をオンラインで、しかも割引で購入するのってどう?」、「彼女と別れた後に、Takealotから棺が送られてくるなんてことがあるかも」「Takealotが棺を売っている。南アフリカ人は残酷。(気軽に購入できるほど)コロナは長引くのか」などの声があがっている。

画像は『Takealot.com 「Coffin」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN

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