レスター・シティは12日、プレミアリーグ第35節でボーンマスとアウェイで対戦し、1-4で敗戦した。

ミッドウィークに行われた第34節のアーセナル戦を1-1のドローに終わり、昨年10月以来となる4位に後退したレスターは、前日での試合でチェルシーが敗れたことにより、3位へ再浮上することが可能となった状況で試合を迎えた。メンバーでは、アーセナル戦からR・ベネットに代えてフックスをリーグ8試合ぶりのスタメンで起用した。

ヴァーディとイヘアナチョをトップに据えた[3-4-1-2]で試合に臨んだレスターは、立ち上がりからボールを支配するが、ボーンマス守備陣の堅い守りを崩せず、ノーチャンスのまま時間が経過。 すると、レスターは13分にアクシデント。スリッピーなピッチに足を取られたオルブライトンが足を痛め、早々にR・ベネットとの交代を余儀なくされてしまう。

膠着状態が続く中、24分にレスターが最初の決定機で先制する。アジョセ・ペレスのパス交換でボックス左深くまで侵入したイヘアナチョの折り返しがケリーのクリアミスを誘うと、こぼれ球をに素早く反応したヴァーディが押し込んだ。

その後も攻勢を続けるレスターだったが、前半終了間際にピンチを迎える。ボーンマスは中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けるとドリブルで持ち上がったソランケのヒールパスを受けたブルックスがペナルティアーク手前からミドルシュート。しかし、これはGKシュマイケルの好セーブで難を逃れた。

迎えた後半、レスターはイヘアナチョを下げてプラートを投入。[3-4-1-2]から[4-4-2]に布陣を変更した。

後半も一進一退の展開が続く中、レスターは64分に不用意なミスから失点を喫する。GKシュマイケルのゴールキックがボックス手前のエンディディに当たると、こぼれ球を拾ったウィルソンをエンディディがボックス内で倒してしまいPKを献上。このPKをスタニスラスにゴール中央に決められた。

痛恨のミスから追いつかれたレスターは、67分にもロングカウンターからボックス左に侵入したアレハンドロゴメスにシュートを許すと、GKシュマイケルが弾ききれずボールはゴール右隅に吸い込まれた。さらにゴール後の小競り合いでウィルソンを後ろから蹴り上げたソユンクがレッドカードで退場処分に。

数的不利となり防戦一方のレスターは83分、ボックス右から切り込んだスタニスラスにシュートを打たれると、エバンズに当たってオウンゴールとなり3失点目。さらに87分にも、フックスのバックパスをボックス右でソランケにカットされると、そのままゴールエリアまで切り込まれ、4点目を奪われた。

結局、試合はそのまま1-4で終了。ミスからの自滅で4失点を喫したレスターが、3位浮上のチャンスを逃した。

サムネイル画像