7月13日(月)発売の『週刊プレイボーイ30号』では、競泳水着ライブや無観客ライブで無人フロアにダイブをするなど、異端すぎるアイドルグループ・鶯籠(とりかご)から、事件すぎるグラビア2連発!

1人目はPINOCOピノコ)。黒髪ショートの清純派と思いきや......。

【画像】グラビア界の救世主たりうる黒髮ショート、PINOCOのグラビア

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■フロアに負けない熱量を得るために

――今回のソログラビアの撮影はどうでした?

PINOCO すごく楽しかったです。写真ってあらためて、大きいくくりで表現の世界なんだなって思いました。撮ることも、撮られることも。

――撮ることもあるんですか?

PINOCO コスプレイヤーさんが好きで、コミケに行って一眼レフカメラで写真を撮ったりしていて。家に帰って現像して、かわいく撮れてたらテンション上がります。その後、その人のTwitterのアカウントにDMで写真を送りつけるっていう(笑)。

――写真に限らず、昔から表現することは好きだったんですか?

PINOCO そうですね。小さい頃に、テレビで見てた子役の演技を見てすごいなと思ったのが最初だったと思います。小中学生の頃に、ちょくちょく地元の演技のワークショップに通ったりして。

その後、高校は演技の授業がある学校に進学しました。でも、その授業が1年生で終わってしまったので、2年生になって抜け殻みたいになってしまって。

――もっと演技に触れたかった?

PINOCO 地元が田舎で、本当に何もなかったんですよ。時が止まっていて、自分の体だけがどんどん大きくなっていく感覚というか。それに焦燥感を覚え、「何かしなきゃ」と思って。そのときちょうど父が東京に住んでたので、突発的に父に「来週行くね!」って連絡して、当時通ってた高校も辞め、上京しました。

――すごい行動力ですね。

PINOCO 親のサポートのおかげです。それから新しく通信制の高校に入り直し、バイトしながらオーディションを受けたりしてたんですけど、なかなか引っかからず、たまたまスカウトされた事務所で誘われたのが鶯籠でした。

――演技志望だった身として、アイドル活動に抵抗はなかった?

PINOCO 当時はアイドルオタクだったので、全然抵抗なかったです。むしろ「推しメンに会えるかも」っていうよこしまな気持ちで、ノリノリでした(笑)。レッツポコポコっていうグループのちーぼう(千歳ちの)なんですけど、結局鶯籠が活動を始める前に解散しちゃったから夢叶(かな)わず......。

――それは残念(笑)。今、鶯籠として活動しているなかで楽しいと感じることはなんですか?

PINOCO ステージで歌って踊ることです。お客さんとキャッチボールをしながら、グループの世界観をステージで表現することが楽しいです。鶯籠の世界観は、カッコいいなんていうひと言ではとうてい表現しきれないものが詰まっていて、私たちみたいな人生経験の浅い10代20代の女のコが歌う域をはるかに超えてるんですよ。

でも、実はリアルな生活に隣接している歌詞も多くて。それに順応しようと、とにかく全力でパフォーマンスすることはもちろん、時には感情が高ぶってフロアにダイブすることもあります。

――ダイブしているときはどんな感覚ですか?

PINOCO 鍋の中で煮られてる感覚ですね。ステージとフロアの熱量って、正直ステージが負けちゃうくらいフロアのほうが熱いんですよ。だから、フロアにダイブすることで、おのずとこっちの熱量が引き上がるというか。鍋の中に飛び込んで、グツグツ煮られて熱くなっていく。それがすごく気持ちよくて、爽快です!

――最近は、無観客ライブでもダイブをかましたんだとか......。

PINOCO ちょうど「ダイブかましてやるわ」という歌詞のパートを歌ったテンションのまま、行っちゃいました(笑)。そんなに段差が高くなかったからケガはしなかったですが、腰骨をぶつけちゃって痛かったです(汗)。

――くれぐれもケガには気をつけてくださいね......。

PINOCO そうですね。鶯籠を辞めるときはアイドルを辞めるときって決めてるけど、ケガでそうなりたくはない(笑)。

(スタイリング/大橋みずな ヘア&メイク/住本 彩)

PINOCO(ピノコ 
1月27日生まれ 静岡県出身 身長160cm 血液型=O型 
趣味=ひきこもる、アニメ、こけし 
○アイドルグループ・鶯籠のメンバー。グラビア界の救世主たりうる黒髮ショート。4thアルバム『向日葵』が絶賛配信中。
公式Twitter【@pinoco_toricago

取材・文/筒井優太 撮影/佐藤佑一

異端すぎるアイドルグループ・鶯籠のPINOCOが、『週刊プレイボーイ』のグラビアに登場