日本は国土面積が世界第4位の中国と比べると小さく見えるが、実際にはそれほど小さな国でもない。中国メディアの百家号は10日、日本は中国人が思っているよりも大きいと紹介し、「日本を小さいとはもう言えない」と指摘する記事を掲載した。

 記事はまず、中国は「長らく世界の文明の中心地だったため日本を見くびってきた」と主張する一方、「実際のところ日本は世界的に見ると大きいほうの国だ」と指摘。国土面積で言えば、日本は「欧州諸国と比べると大きい」という。「中国とは比べ物にならないが」と前置きしながら、日本はドイツや英国よりも大きいほどだと紹介している。

 国土面積ランキングで日本は61位に位置しており、日本よりも小さい国は世界で3分の2もあると「思いのほか大きい」ことを伝えている。島国なだけあり、領海および排他的経済水域(EEZ)の面積では世界第6位だ。日本は細長いので小さく錯覚するのではないかと分析した。

 さらに、日本は人口の多さでも世界ランキング10位だと紹介。少子化で人口が減少している日本は、昨年メキシコに追い抜かれたため、現在では11位になっているようだが、それでも決して「小さな国」とは言えないだろう。記事は、日本よりも人口が多く日本よりも金持ちなのは、米国しかないと比較している。

 記事はほかにも、経済力でも世界3位だと指摘。結びに、「日本が大国でなければ、大国と呼べる国はほとんどない」と小国呼ばわりする不合理さを指摘している。

 とはいえ、日本人の中で「小国」と呼ばれることを気にする人はあまりいないのではないだろうか。大きなことは良いことだという概念のある中国人の方が、大小を気にしすぎているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本を小国呼ばわりするな! 「日本が大国でなければ、大国と呼べる国はない」=中国