クリスタル・パレスに所属するコート・ジボワール代表FWウィルフレッド・ザハに対してSNS上で人種差別発言をしたとして12歳の少年が逮捕された。12日にイギリスメディア『BBC』が報じている。

 ザハは12日に行われたプレミアリーグ第35節のアストン・ヴィラ戦が開催される前に、SNSで人種差別被害にあっていたようだ。プレミアリーグは現在「Black Lives Matter」運動を大々的に開催しており、このような人種差別問題に対してより一層厳しく取り締まるよう努めていた真っ最中に起きた騒動であった。

 警察の調べにより、ザハの個人メッセージへと差別的な発言や画像を送信していた犯人が発覚し、イギリス国内に住む12歳の少年が逮捕された。同メディアによると、その少年は現在、取り調べを受けているとのことだ。今回の事件でSNS上での発言を軽視するべきではないと警察側も述べており、正しい使い方をするよう呼びかけている。

ザハはSNSで人種差別被害にあっていた模様だ [写真]=Getty Images