エクスペディアは、世界19カ国を対象に実施した有給休暇に関する国際比較調査の結果を発表した。それによると、日本人有給休暇取得率は19カ国中で最下位の50%。上司が有給の取得に協力的と回答した割合も53%と最下位だった。

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 日本の有給取得率はここ10年間、ほぼ横ばいに推移している。2012年に一度38%まで下がったが、近頃は50%を維持。ただ、日本より一つ順位が上のマレーシアオーストラリアでも有給取得率は71%。日本の有給支給日数は決して少なくないが、世界各国と比べて日本の取得率はまだ低いことがわかる。

 日本では19年4月1日から、年5日の有給休暇の取得が義務付けられた。しかし、今回の調査期間が19年10月下旬~11月中旬だったこともあり、まだ大きな影響はみられない。

 また、日本人が休みを取らない理由の第1位は、「緊急時のために取っておく」だった。世界各国では支給されることの多い「傷病休暇」が、日本では一般的ではないことが影響している可能性がある。2位は「人手不足」、3位は「仕事をする気がないと思われたくない」と続いた。

 こうした職場の空気を反映しているためか、日本人は「短い休暇を複数回」取得する割合が高い。休暇の理想的な期間を聞いたところ、日本人の51%が毎月と回答。世界に比べると、短い休暇を頻繁にとる傾向があるという。

 20年は新型コロナウイルス感染症などの影響で、仕事をしたくても休業せざるを得ない場合や、会社から休暇取得を推奨されても自宅から出られない場合が考えられる。そのため、有給取得の傾向にも影響が出る可能性があるという。

エクスペディアが調査した有給休暇に関する国際比較調査データ