鹿島がリーグ開幕4連敗、公式戦6戦全敗の泥沼状態 ブラジルメディアも驚き

 鹿島アントラーズは12日、J1リーグ第4節で浦和レッズと対戦し、0-1で敗れた。日本屈指の常勝軍団が開幕4連敗、公式戦6戦全敗の泥沼状態に海外メディアも「鹿島がクラブ史上最悪のシーズンスタート」と見出しを打って注目している。

 鹿島は今季、最初の公式戦となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフでメルボルン・ビクトリーに0-1で敗れる波乱の幕開けを迎えると、ルヴァンカップの初戦でも名古屋グランパスに0-1で黒星を喫した。

 さらに、リーグ戦でも開幕のサンフレッチェ広島戦(0-3)、第2節の川崎フロンターレ戦(1-2)、第3節のコンサドーレ札幌戦(0-2)、そして浦和戦の敗戦でリーグ戦4連敗。公式戦6戦全敗と泥沼の船出となっている。

 日本屈指の常勝軍団が迎えている“異変”に海外メディアも注目。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は「鹿島がクラブ史上最悪のシーズンスタート」と見出しを打ち、「鹿島がこんなに悪いスタートを切ったことはこれまで一度もない」と大々的に取り上げている。

 鹿島は2016年に行われたクラブワールドカップ(W杯)の準決勝で南米王者アトレティコ・ナシオナルに3-0で圧勝し、決勝戦のレアル・マドリード戦(2-4)でも“白い巨人”を苦戦させたことが世界でも反響を呼んだ。その鹿島が直面する危機に、約2万km離れたブラジルも驚きを隠し切れない様子だった。(Football ZONE web編集部)

公式戦6連敗となった鹿島アントラーズ【写真:小林 靖】