セビージャ戦で後半41分までプレーした久保、披露蓄積のなかで見せた好プレー

 日本代表MF久保建英が所属するマジョルカは現地時間12日、リーガ・エスパニョーラ第36節セビージャ戦で0-2と敗れた。久保は連続出場による疲労蓄積を思わせるパフォーマンスに終わったが、それでもスペインの“大空翼”を翻弄する華麗なテクニックを披露し、チャンスを演出した。

 セビージャ戦の久保は、シーズン再開後から9試合連続スタメン出場を飾り、後半41分までプレー。しかし、来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内確保を目指すセビージャと1部残留に向けて崖っぷちのマジョルカというチーム状況に加え、キックオフ時の33℃という気温、さらに過密日程なども相まって、マジョルカは鈍重なプレーが続いた。

 試合も前半39分、アルゼンチン代表FWルーカスオカンポスにPKを決められ、後半39分に速攻からモロッコ代表FWユセフ・エン・ネシリにダメ押し弾を献上。久保はゴールに絡めないまま後半41分に交代し、マジョルカは0-2と敗れた。

 6月13日の再開初戦バルセロナ戦からスタメン出場を続ける久保は、勤続疲労を感じさせたものの、前半終了間際に持ち前のテクニックを見せつけている。右サイドライン際でパスを受けると、華麗なボディフェイントオカンポスを翻弄。さらにMFオリベル・トーレスを一度かわし、続けざまに対峙した際に高速の足技スキルで抜き去った。そこから右サイドへ展開し、チャンスにつなげている。

 トーレスは、かつて神童として脚光を浴びた逸材だ。名前の「オリベル」は、人気漫画「キャプテン翼」の主人公スペイン語名「オリベル・アトム(大空翼)」に由来。スペインの年代別代表に招集され、U-19欧州選手権で優勝に貢献するなど、スペインの“大空翼”として高い評価を得ていた。

 そんなトーレスを軽くいなした久保。今季リーグ戦33試合4ゴール4アシストの結果を残すなか、残り2試合(16日グラナダ、19日オサスナ)で活躍し、マジョルカを残留へと導けるだろうか。(Football ZONE web編集部)

マジョルカMF久保建英が高速“足技スキル”を披露【写真:AP】