スポーツ仲裁裁判所(CAS)は13日、マンチェスター・Cのファイナンシャル・フェアプレー規則違反に対し声明を発表した。

 欧州サッカー連盟UEFA)によるマンチェスター・シティへの処分に関して声明を発表した。

 UEFAは2月に、マンチェスター・Cが2012年から2016年にかけて提出した損益報告書で「ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規則に違反していた」と発表。同クラブに「2020-21、2021-22シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)などUEFA主催大会への参加禁止」と「3000万ユーロ(約35億7000万円)の罰金」処分を科し、マンチェスター・Cは同月26日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)に仲裁を求めて控訴していた。

 CASは公式リリースを掲載。「マンチェスター・CUEFAクラブ財務管理機関(CFCB)の調査に協力しなかったことに関し、調査の結果UEFAの大会への参加禁止は適当ではない」として「マンチェスター・CUEFAに対し1000万ユーロ(約12億円)を支払わなければならない」と発表した。

 マンチェスター・Cはクラブ公式サイトで「マンチェスター・Cとその顧問弁護士はまだCASによる判決のレビューを行っていないものの、クラブの立場と証拠の立証を認める今日の裁定を喜ばしく思う。当クラブは、委員会メンバーの勤勉さと委員会が取り仕切るデュープロセスに感謝します」と声明を発表している。

CASがマンチェスター・Cに対し裁定を下した [写真]=Getty Images