オプテックスグループ株式会社が「QUOカード」の株主優待を廃止すると、2020年7月13日15時30分に発表した。

 オプテックスグループ株主優待は、毎年12月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上を保有する株主に『QUOカード1000円分を贈呈。1000株以上を保有する株主に『QUOカード3000円分を贈呈」というのものだった。

 しかし、この株主優待は、2019年12月末の実施分を最後に「廃止」となる。オプテックスグループ止が株主優待を廃止する理由は「昨今の当社をめぐる経営環境を考慮し、慎重に検討を重ねた結果、配当による利益還元を優先すべく、株主優待制度を廃止することといたしました」とのことだ。

 なお、オプテックスグループ株主優待の廃止と同時に、これまで未定としていた2020年12月期の配当予想を発表しており、中間配当、期末配当ともに15円で、年間配当金は30円予想としている。2019年12月期の年間配当金は32.5円だが、このうち2.5円は記念配当だったため、事実上「横ばい」ということになる。

廃止されるオプテックスグループの株主優待の詳細と利回りは?

◆廃止されるオプテックスグループの株主優待の詳細
基準日 保有株式数 株主優待内容
12月 100以上 QUOカード1000円
1000以上 QUOカード3000円分

 オプテックスグループ2020年7月13日時点の株価は1215円なので、株主優待が廃止されなければ、利回りは以下のようになっていた。

100株保有の場合)
投資金額:100株×1215円=12万1500円
優待品:QUOカード1000円
株主優待利回り=1000円÷12万1500円×1000.82%

1000株保有の場合)
投資金額:1000株×1215円=121万5000円
優待品:QUOカード3000円分
株主優待利回り=3000円÷121万5000円×1000.24%

 オプテックスグループ株主優待は、投資家からの注目度が高い「QUOカード」だったが、今回廃止が発表された。今後は配当による利益還元を優先するとのことだが、2020年12月期の配当予想は前期から横ばい(記念配当を考慮すると2.5円の減配)。今期は株主優待が「廃止」されても「増配」になるわけではないため、失望する個人投資家は多いだろう。
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 オプテックスグループは産業用センサなどを手掛ける企業で、滋賀県大津市に本社を置く。7月13日に発表された2020年12月期の連結業績予想は、売上高が345億円(前期の実績は375億1700万円)、営業利益が18億円(前期の実績は28億5600万円)、経常利益が20億円(前期の実績は28億7600万円)、当期純利益が12億円(前期の実績は21億9700万円)。新型コロナウイルスの影響もあり、前期比で減収減益となる見通し。

オプテックスグループ
業種 コード 市場 権利確定月
電気機器 6914 東証1部 12月
株価(終値) 必要株数 最低投資金額 配当利回り
1215 100 12万1500円 2.46%
※株価などのデータ2020年7月13日時点。最新のデータは上のボタンクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。
オプテックスグループは産業用センサなどを手掛ける企業。