松岡茉優が、9月スタートのドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)で主演を務めることが分かった。また、共演には三浦春馬三浦翔平北村匠海が決定した。

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■ 正反対の価値観を持つ2人のラブコメディ

本作は、2019年7月期金曜ドラマ「凪のお暇」の脚本を手掛けた大島里美による完全オリジナルラブコメディー。

お金の使い方や人としても“ほころび”だらけの男女が登場し、価値観の違う相手に傷つき、傷つけながら、ひと夏の恋物語が繰り広げられていく。

物語の主人公・九⻤玲子(くき・れいこ)は、中堅おもちゃメーカーの経理部で働いており、とある過去が原因で「清貧」という価値観で生きるアラサー女子。金銭感覚が独特で、お金の価値ではなく、自分が愛する“モノ”の本質を大切にして暮らしている。

その玲子が勤めるおもちゃメーカーの御曹司・猿渡慶太(さるわたり・けいた)は、「浪費」にかけては天賦の才能を持った男で、営業部に在籍していたが、浪費のしすぎで玲子がいる経理部に異動になる。

そんな金銭感覚が両極端な「清貧女子」と「浪費男子」が出会い、ひょんなことから神奈川・鎌倉にある玲子の実家に慶太は住み込むことになる。

■ テンポの良いコミカルな掛け合いに注目!

主人公・玲子を演じる松岡は、TBS連続ドラマ初主演。「第42回日本アカデミー賞」において、「勝手にふるえてろ」(2017年)で優秀主演女優賞、「万引き家族」(2018年)で優秀助演女優賞を受賞しており、また、「第61回ブルーリボン賞」では、「万引き家族」「ちはやふる -結び-」(2018年)の二作で助演女優賞を受賞している。

名だたる映画賞を総なめにする松岡だが、今作で演じる玲子は松岡自身と同年代のOL。過去のある経験から、物も恋も物持ちが良く、日常のかけがえのない幸せに感謝する「清貧」という一風変わった価値観を持つキャラクターを表情豊かに演じる。

そして、お金にルーズな浪費男子・慶太役を三浦春馬が務める。三浦は「ブラッディ・マンデイ」(2008年シーズン1・2010年シーズン2)で連続ドラマ初主演、その後も、2016年の「わたしを離さないで」ほか話題作に多く出演し続けている。

近年ではドラマに留まらず、映画や舞台での活躍のほか、歌手デビューするなどマルチに活動。そんな三浦が今作では、金銭感覚が崩壊した「浪費男子」な上に、愛も「広く、浅く」という、主人公の玲子とは正反対のキャラクター・慶太を、魅力的な笑顔で爽やかに演じる。

今作が初共演となる松岡と三浦。テンポの良いコミカルな掛け合いの中、それぞれが“クセ”の強い「清貧女子」と「浪費男子」を演じていく。

■ 個性豊かな先輩と後輩

共演には、玲子が15年思い続ける初恋の相手・早乙女健(さおとめ・けん)役に三浦翔平が決定。

三浦が演じるのは、公認会計士の資格を持つイケメンで、その容姿を生かし「お金の専門家」としてテレビ番組の人気コメンテーターとしても活躍する「顔面を金に換える男」。

キラキラしている表の顔の一方で謎めいた裏の顔を持っており、玲子が“清貧”になった過去の出来事を知る存在だ。

さらに、玲子と慶太が勤めるおもちゃメーカーで働く慶太の後輩・ドケチ節約男子の板垣純(いたがき・じゅん)役には、北村匠海が登場。

北村は、映画「君の膵臓をたべたい」(2017年)において、「第41回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。今年公開の映画だけでも(現在)5作品が控えている。

そんな北村が今作で演じるのは、とある理由で将来の貯蓄に大きな不安を抱き「恋よりお金」な「ドケチ節約男子」。あることがきっかけで玲子に恋をしていく役どころだ。

個性豊かで魅力的なキャラクターの早乙女と板垣が、玲子と慶太に絡み、恋愛の四角関係が繰り広げられていく。

松岡茉優コメント

ドラマでオリジナルストーリーに挑戦させていただくということが久しぶりなので、ドキドキしながら台本を読んでいるのですが、私たちもまだ知らないラストがありますのでわくわくしながら撮影に挑んでおります。

「おカネの切れ目が恋のはじまり」という、「おカネと恋」、“カネ恋”っていうラブキュン物語なのですが、私が演じる玲子さんと三浦さんが演じる慶太の成長物語として、ほころんでいる2人がどんどん成長していくところも注目していただきたいポイントです。

三浦さんと私では、普段も違う性格な気がするので、二人三脚で、この暑い夏、そしてこの状況ですけど乗り切っていきたいなと思っています。

私演じる玲子さんはあんまり自分の世界から出たくなくて、静かに生きていきたい人なのですが、三浦さん演じる慶太が現れて、ズカズカと土足で踏み込んで、玲子の大事な世界をぶっ壊していきます。

でも、ぶっ壊してもらうことで玲子はさまざまな喜びや楽しみやうれしさ、わくわくする気持ちを覚えていきます。

ぜひ視聴者の方にはご自身と照らし合わせながら、玲子が人としての喜びを得ていく様子を見守っていただきつつ、おカネの使い方に関しても役立つプチ情報が入ってますので、おカネの部分と恋の部分とそして2人の成長物語を楽しんでいただけたらうれしいです。癒やされる火曜日になってほしいと思います。

三浦春馬コメント

このドラマは、松岡さん演じる玲子が、それぞれの登場人物が抱えるほころびを気持ちいいくらいに繕っていくプロセスがとっても愛らしく、心地いい解決策を毎話ごとに生み出していくので、僕自身も台本を読み進めるのがとても楽しみでした。

僕が演じさせていただく役どころは、玲子の働く会社の御曹司なのですが、彼のキャラクターはとても気持ちの良い青年で、すごくポジティブです。

ただおカネの捉え方に関しては少し突き抜けているので、登場人物のセンシティブな金銭感覚や問題に関して土足で軽快に乗り込んで、前を向かせようとする部分があり、ポジティブにかつ嫌味なく演じるのがすごく難しいなと感じています。

松岡さんとも現場で話し合いをしながらアイデアを出し合って、よりよい「猿くんと玲子さん」のコンビネーションみたいなものを築き上げていきたいと思うので、皆さん楽しみに待っていていただけたらと思います。

三浦翔平コメント

今回演じるのは、おカネのカリスマということで、序盤はすごく爽やかにニコニコしながら、いい青年を演じているのですが、物語が進んでいくにつれて色々と早乙女のほころびが出てくると思いますので、そこをうまく演じることができればいいなと思います。

火曜10時の枠でラブコメとのことで、キラキラした作品になればいいかなと思います。早乙女という役を通して、この作品のいいスパイスになればと思いながら演じています。

見てくださっている人々が元気になれるような、笑って、泣けるところは泣いて、明日への活力になるようなドラマになればいいなと思いますので、ぜひお楽しみにしていてください。

北村匠海コメント

今回僕が演じる板垣純は、最初は“堅いやつ”かなって思っていたんですが、意外とそうではない部分もあるので、全話通して“かわいらしく憎めないやつ”として演じられたらと思っています。

1話から純が何を抱えているのか描かれますが、話を重ねるごとにかわいらしかったり、コミカルな部分もあるので楽しみです。

おカネは身近なものではあるけれど、人それぞれ価値観がすごく違うと思うので難しい部分もありますが、見てくださった方々がパーッて明るく笑顔になれるように、ドラマを通してエネルギーを発信できたらいいなと思っています。

精一杯演じて、ほっと温まる、心にいつまでも残ってくれるような“癒やし”作品にしたいです。

■ 脚本家・大島里美コメント

お金にまつわる“ちょっと困ったほころび”をもつキャラクターたちのラブコメディーです。

ほころびを抱えた人々が、お金とままならぬ現実に振り回されながら、けなげに奮闘するかわいらしいドラマになっていると思います。

舞台がおもちゃ会社なのでいろんなお楽しみもあります。さまざまなつっこみどころを笑っていただけましたら幸いです。

■ 東仲恵吾プロデューサーコメント

「お金と恋」、一見すると正反対のものに見えますが、実はお金の使い方と恋の仕方は共通するものなんじゃないかと思い、お金に対して正反対の価値観を持つ2人が恋愛していく話を、今回完全オリジナル脚本で描いていきます。

主人公の玲子は、はたからみればケチに見えるけど、本当はすべてのものを“清く”使い、“一途”で“愛がある”人です。

そんな玲子を想像していく中で、松岡茉優さんが浮かびました。松岡さんが演じたらと考えたら、玲子という人物像がどんどん立体的に深まりました。

そして、そんな玲子と正反対の浪費家だけど、そっと寄り添う優しさと底抜けの明るさを持つ慶太をイメージした時に、三浦春馬さんの屈託のない笑顔がぴったりだと思いました。

当たり前だった日常が失われて、今までの価値観が様変わりしている今だからこそ、主人公・玲子が貫く日常のかけがえのない清らかな幸せに対して感謝する“清貧”という考え方は共感が持てると思います。

そして、三浦翔平さん、北村匠海さんをはじめとして、この物語に出てくる登場人物は、皆、お金の使い方がどこか変で、恋愛でも、人としても、“ほころび”がある人たちです。

でも、そんな人たちが“ほころび”を抱えつつ、懸命に生きる姿はとてもかわいらしく、明日からも頑張ろうという元気を与えてくれます。

そして、「好きが深すぎる玲子」と、「好きが多すぎる慶太」という価値観の違う2人が、お互いを思いあい、お互いの“ほころび”を一緒に“繕う”、 2人の不器用な“じれキュン”ラブストーリーを、ぜひお楽しみください。(ザテレビジョン

松岡茉優演じる“清貧女子”と三浦春馬演じる“浪費男子”のラブコメディー