5試合連続ベンチスタートのベイル、優勝に王手をかけたグラナダ戦で出番なしに終わる

 レアル・マドリードは現地時間13日、リーガ・エスパニョーラ第36節グラナダ戦に臨み、2-1で勝利を収めた。敵地でリーグ優勝に大手をかける勝利となったなか、ベンチで90分を過ごしたウェールズ代表FWギャレス・ベイルのある行動が「ふざけた仕草」と注目されている。

 グラナダ戦のレアルは前半10分にフランス代表DFフェルランド・メンディのゴールで先制。さらにその6分後にも元フランス代表FWカリム・ベンゼマが追加点を挙げ、リードを2点に広げた。後半5分に1点差とされたが、守備陣を中心にリードを守り切って2-1の勝利。2試合を残して2位バルセロナとの勝ち点差を「4」に広げ、あと1勝で優勝を決めるところまでこぎ着けた。

 この重要な一戦で、ベイルは5試合連続のベンチスタート。そしてやはり5試合連続での出番なしに終わった。チームがリーグ戦再開後9連勝と波に乗るなかで、不遇の時を過ごしている。

 そんなベイルのグラナダ戦でのある振る舞いが注目されている。現在、新型コロナウイルスの影響もあり、ベンチメンバーはスタンドでの待機となっているが、椅子に腰掛けたベイルは両手を双眼鏡に見立てて目の部分に“装着”。英紙「ザ・サン」は「ベンチに残されたベイルがふざけた仕草でジダンを挑発」と見出しを打ち、次のように綴っている。

ベイルは常に自身を楽しませるための新しいアイデアを生み出している。今回は想像上の双眼鏡を作り出し、15分過ぎにはテープを使って顔に装着。スペインのファンは『近場にあるゴルフのコースを探していたんだろう』と早くも冗談を言い合っている」

 記事では、ベイルが前節アラベス戦でマスクを目の位置まで上げて“昼寝モード”に入り、その行動によって話題を提供していることにも触れている。英サッカーメディア「90min」も「ベイルレアルを挑発し、ベンチでベイルらしい行動を継続」と伝えており、ある意味ではレアルのベンチの見慣れた光景となりつつあると言えるのかもしれない。

 次節のビジャレアル戦で優勝が決まる可能性のあるレアル。果たして、このような振る舞いを続けるベイルに出番は訪れるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

ベンチで不遇の時を過ごすレアルFWギャレス・ベイル【写真:Getty Images】