プレミア優勝達成のリバプール、連覇に向け複数選手を放出へ

 リバプールは今季プレミアリーグで30年ぶりの優勝を達成した。一方、ユルゲン・クロップ監督は起用メンバーを完全に固定化していることもあり、英メディアは「今夏リバプールを去る全選手、そして代役は誰が務めるのか?」と見出しを打ち、今夏の移籍市場での動向に注目。そのなかで日本代表MF南野拓実に託される役回りを指摘している。

 昨季リバプールはプレミア歴代3位であり、クラブ史上最多となる勝ち点「97」まで積み上げたが、わずか勝ち点1差でマンチェスター・シティに競り負けた。しかし今季は序盤から首位を独走。残り6試合を残して30年ぶりのリーグ優勝を果たしている。

 一方、クロップ監督はシーズンを通して、先発の11人に加えスーパーサブの起用メンバーも固定しているため、出番のない選手は今季限りでの退団が取り沙汰されている。英メディア「90min」は「今夏リバプールを去る全選手、そして代役は誰が務めるのか?」と見出しを打ち、その内訳を取り上げている。

 記事では、今季終了後の退団が濃厚とされている5選手をピックアップ。GKアドリアンクロアチア代表DFデヤン・ロブレン、元イングランド代表MFアダム・ララーナ、スイス代表MFジェルダン・シャキリ、ベルギー代表FWディボック・オリギの名を挙げている。

 また、今年1月に加入した南野については「本質的にはシャキリの代役として契約した」と説明。オリギが退団した場合でも南野が穴を埋める存在となることを指摘している。今夏の移籍市場で大幅な刷新の可能性も出ているが、南野にとって来季が勝負のシーズンとなるのは確かだろう。
Football ZONE web編集部)

リバプールで放出候補に挙げられた5人【写真:Getty Images】