ナポリがリールに所属するナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(21)の獲得に迫っているようだ。『フットボールイタリア』が伝えている。

オシムヘンは今シーズンのリーグ・アンで27試合13得点5アシストの数字を残し、一躍台頭。その活躍により、多くのビッグクラブからの関心を集めていたが、ここ最近ではナポリ移籍の可能性が盛んに報じられている。

オシムヘンはすでにナポリのトレーニング施設のほか、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督とアウレリオ・デ・ラウレンティス会長の自宅を訪れていた模様。また、懸念を抱く人種差別問題に対してはセネガル代表DFカリドゥ・クリバリとの会話を通じて、ひとまず納得できたという。

一連のコミュニケーションを通じて外堀が固まりつつあるものの、オシムヘン自身はまだ態度を決めかねているという。

その一方で、『スカイ』、『コリエレ・デッロ・スポルト』など複数のイタリアメディアは、ナポリのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるクリスティアーノジュントーリ氏が13日に、リールのジェラールロペス会長とオシムヘンの新たな代理人と直接交渉を行ったと報じ、交渉が最終局面を迎えていると主張している。

移籍金に関しては『コリエレ・デッロ・スポルト』が5000万ユーロ(約61億円)+アルジェリア代表FWアダム・ウナス(23)の譲渡と主張。また、フランス『レキップ』は移籍金の総額が8100万ユーロ(約99億円)程度になると見積もっている。

ナポリの公式ラジオ局『Radio Kiss Kiss Napoli』は、16日までに移籍交渉が完了するとも報じている。

なお、ナポリではポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリク(26)の退団が決定的となっており、オシムヘンがその後釜を担う可能性が高そうだ。

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