2020年7月4日カリフォルニア州にあるレストランでは1組のフィリピンアメリカ人の家族が食事を楽しんでいました。

叔母の誕生日のお祝いをしていたジョーダンチャンさんたちがハッピーバースデーの歌を歌い、記念写真を撮っていると、近くのテーブルに座っていた白人男性が彼女たちに向かって差別的な言葉を叫び始めたのです。

「このクソアジア人!お前らがいたアジアの国へ帰れ!ここはお前たちの場所じゃないんだ!出て行け!」

突然のことに驚いたジョーダンさんは動画を撮り始めます。すると男性は撮影されていることを知りながらも、さらにアジア人を侮辱する非常に口汚い言葉をいい続けたのです。

アジア人を侮辱する男性客に気付いたウエイトレスは

男性の暴言にジョーダンさんたちが驚いていると、そこに1人の女性が割って入ります。

「どうぞあなたがお引き取りください」

男性に向かってそういったのは、ウエイトレスのジェニカ・コクランさん。

しかしそれでもまだジョーダンさんたちを侮辱する言葉をいい続ける男性に対して、ジェニカさんは強い口調でこういい放ったのです。

今すぐ出て行きなさい!あなたがここにいることは許されない!

私たちのお客様にそんな口の利き方をしないで!彼らは大切なお客様よ。

この店はあなたの入店を今後一切認めないわ!

その場にいたジョーダンさんの叔父は『Inside Edition』の取材で、家族を守ってくれたジェニカさんに対して「感謝してもしきれない」と語っています。

ジョーダンさんがこの時の動画をInstagramに投稿するとたちまち拡散され、白人男性への非難が殺到。

男性はIT関係の企業の経営者だということが分かり、数日後にメディアを通じてジョーダンさんたち家族に対して謝罪コメントを出しました。

一方で男性に対して毅然とした態度で対応したジェニカさんに世間から称賛の声が上がり、「人種差別に立ち向かった彼女にチップをあげよう」と複数の寄付金サイトが立ち上がっています。

家族で食事をしていただけのジョーダンさんたちは、この出来事によって楽しい時間を一気に奪われてしまったはずです。

そんな時にすぐさま彼女たちを守ろうとしたジェニカさんの行動は、家族にとって唯一の救いとなったことでしょう。

新型コロナウイルス感染症が広まって以来、アメリカではアジア人が差別的な言動で攻撃される事件が増えています。

誰もがお互いに見た目や考え方の違いを受け入れ、平和に共存していける世界になることを願わずにいられません。


[文・構成/grape編集部]

出典
Waitress Comes to Defense of Family Targeted In Racist Rantjordanelichan
※写真はイメージ