「ウィジャ盤」、「肝心なときにエンジンが掛からない車」、「点かない懐中電灯」、「アブダクション」。ホラー映画でありそうなシチュエーションを、わんこそばを食べるように乗り越えるメイドインワリオコメディホラーゲーム『SPOOK WARE』リリースされた。itch.ioから無料でダウンロードできるが、ゲームが気に入ったら好きな金額を作者に払うことができる。

 下記の動画からも分かるとおり、本作は見た目やシチュエーションこそホラーだが、軽妙な音楽やテンポの良い展開のおかげで恐ろしいゲームという感じはしない。ホラー映画のお約束に対して突っ込みを入れながら楽しむ方にこそ、このゲームに挑戦してほしい。

 本作を開発したのは、ゲーム開発者のアダム・パイプ氏と作曲家のヴィクタークラウス氏。アダム氏はこれまでに、誰もいなくなったマルチプレイゲームサーバーで起きる怪奇現象を描くホラー『No Players Online』や、叫んだときだけよく見える”口の中視点”ホラーゲーム『Tonsil Terror』など、ちょっと変わったホラーゲームを手がけていることで有名だ。

 そんな氏の最新作『SPOOK WARE』は、キーボードの矢印キーだけで楽しめる。UFOを移動させる、車のキーを回す、電話を取る、脚をチェーンソーで切るといったさまざまな動作を4つのキーだけで成功させていく。必要なのは連打であったり、順番に押すことだったり、タイミング良く押すことだったりとさまざまだ。

 ゲーム開始時に操作方法を説明されるわけではないので、最初は試行錯誤しながらの挑戦になるだろう。ダイナマイトが爆発するまでに規定の行動ができれば成功。10個のシチュエーションランダムで出題され、3回ミスするまでに20回成功すればゲームクリアだ。

 10個のシチュエーションが20回なので、当然同じものが登場するが、配置やスペルが少し変わっていることがある。注意を怠ると同じ問題でもミスをしてしまう。

(画像は『SPOOK WARE』より)
(画像は『SPOOK WARE』より)

 なお『メイドインワリオ』は海外では『WarioWare』というタイトルで親しまれている。『SPOOK WARE』というタイトルも『WarioWare』に影響を受けているのだろう。

 『SPOOK WARE』はものの5分もあれば十分堪能できるゲームなので、「あ、ディナー用の脚を切断したいな」と思ったら、ちょっとした空き時間にプレイできる。ただし、完全にクリアしようと思うと意外と熱中してしまうので、時間には注意が必要だ。

ライター古嶋 誉幸

一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter@pornski_eros