コピーライター糸井重里氏が主宰するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」は、2020年12月の発売を予定している書籍「『MOTHER』のことば。」に関する最終チェックを行う「プレイ&チェック」のチームメンバー募集を、7月15日(水)より開始したと発表した。募集期間は7月20日(月)午前11時まで。

 「『MOTHERのことば。』」は、30周年を迎えたRPGMOTHERシリーズにまつわるさまざまなコンテンツを制作する、「ほぼ日MOTHERプロジェクト」の第1弾として発表された書籍である。6年前から制作が始まっていたという本書には、MOTHERシリーズ全3作に含まれるさまざまなことばが読みやすく収録される。しかし、RPGに含まれることばをすべて収録する」書籍はこれまでに前例がない。

 通常の場合、書籍は完成後に事実関係や日本語の表現を確認するためにプロの校正者が客観的なチェックを行うが、本書の場合はセリフの表記や発言者の表現といった書籍を構成する仕様が独特なものとなっている。そのため、本書が意図した形で完成しているかを確認するためには、実際にゲームプレイしながら照らし合わせていく作業が必要だという。

 上記の理由から募集を開始する「プレイチェック」は、真剣に手伝ってくれるMOTHERファンの応募者(50人から100人)と制作チームが連絡をとり合いながら、本の精度向上を目指す協力企画。確認作業についてはリモートワーク形式で実施され、エントリー時に選択したシリーズ作品から一定の区間が割り振られ、その内容が正確かどうかを確認する。

 書類選考の合否は7月27日(月)に発表され、作業期間は8月の1日(土)から31日(月)までを予定している。協力者には完成した「『MOTHER』のことば。」と謝礼金が贈られるほか、公式ページ内にある「ご協力者リストへ希望名を掲載してもらえるようだ。

 なお、本作業は業務委託による仕事としての契約であり、未成年の人はエントリーできない。また、応募する際には個人情報の記入と秘密保持契約(NDA)の締結が必要となる点を留意しておかなければならない。

 応募フォームやこのほかの情報についてはチームメンバー募集の概要ページチェックしてみてほしい。今回の募集に際して、本の制作チームからのコメントと「ほぼ日MOTHERプロジェクト」については以下のとおり。

●本の制作チームより

ロールプレイングゲームのなかのことばは、とても複雑な仕組みで組み込まれていて、「データにあることばを 機械的に確かめればOK」というわけにはいきません。たとえば、ある条件によってのみ出ることば。たとえば、状況によって変化することば。たとえば、データには存在するらしいけれども、ゲームプレイ中には出 ないと思われることば….。そういったことが、とても複雑に作用し合って、『MOTHER』のことばは成り立っています。この特別な本を成立させるにあたり、すこしでも精度の高いものにしたいと思い、『MOTHERファンのみなさんにご協力をお願いすることにしました。どうぞ「プレイ&チェック」のチームメンバーになって、「『MOTHER』のことば。」を一緒に仕上げてください。みなさまのエントリーをお待ちしています!

ほぼ日MOTHERプロジェクトについて】

糸井重里がつくったRPGMOTHER』は、『MOTHER』(1989年)『MOTHER2』(1994年)『MOTHER3』(2006年)と発売から長い年月が経っているにも関わらず、いまなお、世界中で多くのファンに熱狂的に愛されています。ほぼ日は、このたび、シリーズ3作のことばをすべて収録する本を製作し(2020年12月発売予定)、それにともなって「ほぼ日MOTHERプロジェクト」を2020年4月30日に起ち上げました。随時『MOTHERファンの方に喜んでいただけるような情報をプロジェクトWebサイト( https://www.1101.com/mother_project/index.html )、同サイトにて登録いただけるメールマガジンなどを通じて発信してまいります。

ライターヨシムネ

2019年11月加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。
コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『モンスターファームアドバンス2』『新・世界樹の迷宮2』など。