ユベントスは15日、セリエA第33節でサッスオーロとのアウェイ戦に臨み、3-3で引き分けた。

前節アタランタ戦をC・ロナウドのPK2本で辛くもアタランタ引き分けた首位ユベントスは、8ポイント差とした3位ラツィオとの直接対決を次節に控える中、ディバラやボヌッチをベンチスタートとし、キエッリーニリーグ再開後初先発となった。

ヨーロッパリーグ出場を狙う8位サッスオーロ(勝ち点46)に対し、3トップにC・ロナウドイグアイン、ベルナルデスキと並べたユベントスは、開始5分に先制する。右CKのサインプレーからボックス手前右のダニーロがダイレクトでシュート。これがネットを揺らした。

幸先良く先制したユベントスは12分にリードを広げる。ピャニッチのダイレクトフィードに抜け出したイグアインがボックス右に侵入。GKとの一対一を確実に制した。

直後、カプートとの一対一をGKシュチェスニーが阻止したユベントスは、24分にもピンチ。しかし、ここもシュチェスニーがムルドゥルのディフレクトした難しいシュートを好守で阻止した。

しかし29分に失点する。分厚い攻めを受けた流れからボックス内でカプートにラス
トパスを出され、最後はジュリチッチに蹴り込まれた。

1点差に詰め寄られたユベントスはその後も劣勢を強いられた中、何とかサッスオーロの攻勢を凌いで前半を2-1で終えた。

迎えた後半、負傷したのかキエッリーニに代えてルガーニを投入したユベントスは、51分に同点とされる。ボックス手前右で許したFKをベラルディに直接ゴール右へ沈められた。

さらに54分、ユベントスは一気に逆転される。ボックス右でベラルディに仕掛けられ、右足でのシュート性のクロスをファーサイドのカプートに押し込まれた。

劣勢が続いたまま逆転を許したユベントスイグアインとピャニッチに代えてディバラとラビオを投入。

すると60分に同点のチャンス。だが、ベルナルデスキの右クロスにファーサイドのラビオが頭で合わせたシュートはわずかに枠の右に外れた。さらに直後にもディバラのクロスからC・ロナウドがボレーで合わせる決定機を生み出すも、ミートしきれずGKにセーブされる。

それでも64分、ユベントスが追いつく。ベンタンクールの右CKからニアサイドアレックス・サンドロがヘッドで押し込んだ。

さらに78分にC・ロナウドがGK強襲のシュートを浴びせたユベントスは、終盤にかけて攻勢をかけていたが、84分に大ピンチ。だが、ボックス内からのトラオレのシュートはGKシュチェスニーが好守で阻止し、ルーズボールをボックス左のボガに決定的なシュートを打たれるも、ゴールライン前のアレックス・サンドロがカットし難を逃れた。

追加タイムにはブラビアのミドルシュートでゴールを脅かされたユベントスは、何とかGKシュチェスニーが凌ぎ、打ち合いは3-3で決着。2点のリードを守れず引き分けユベントスは、暫定2位のアタランタに7ポイント差に迫られている。

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