ストラスブールに所属する日本代表GK川島永嗣は、第2GKとして来シーズンの開幕を迎えるようだ。

 ストラスブールは15日、ベルギー代表GKマッツ・セルスが同日の練習中に左足のアキレス腱を断裂する大ケガを負い、手術を受けるため「数カ月」の離脱を強いられると発表した。現在28歳のセルスは2018年夏の加入以降、正GKとして活躍し、今シーズンは公式戦35試合に出場した。だが、2020-21シーズンのリーグ・アン8月23日に開幕するため、ストラスブールは守護神を欠いたまま、新シーズンを迎えることとなった。

 そのため、守護神復帰まで、第2GKのフランス人GKビングル・カマラが正GKに、第3GKの川島が第2GKに繰り上がるようだ。地元紙『DNA』によると、スポーツディレクターのカデル・マンガネ氏は代役獲得の可能性について「クラブにとって補強について考えるのは時期尚早だ。私たちには2人のGK(カマラと川島)がいる」とコメントしたという。

 現在37歳の川島は、2018年夏にストラスブールに移籍。加入シーズンはリーグ戦1試合の出場にとどまったが、2019年夏には契約を2021年6月まで延長していた。新型コロナウイルスの影響で打ち切りとなった2019-20シーズンは、公式戦3試合にベンチ入りしたものの、出場はなかった。

ストラスブールに所属する川島永嗣 [写真]=Getty Images