LCCで導入進むA321LR、空軍仕様だとここまで変わるんですね…。

ドイツ連邦軍と、航空機のメンテナンスや改修を手掛けるルフトハンザテクニックは2020年7月、ドイツ空軍向けのエアバスA321neoLR(以下:A321LR)型機2機を装備する契約を締結しました。

これらのA321LR型機は、2021年8月と10月にルフトハンザテクニックに到着したのち、2022年に空軍へ納入予定。これらは人員輸送はもちろん、医療搬送にも対応できるような機能が備わります。ルフトハンザテクニックによると、輸送能力は136人から163人で、最大6人の集中治療患者、および最大12人の患者の輸送にも対応できる仕様などにも柔軟に変更可能とのことです。

A321LR型機はエアバスA320ファミリーの長胴長距離飛行対応モデルで、日本の民間航空会社でもLCC格安航空会社)のピーチジェットスタージャパンなどで導入が予定されています。

ルフトハンザテクニックによると、ドイツ空軍ではエアバスA320ファミリーをすでに導入しており、このA321LR型機は短距離から長距離のフライトでさまざまな客室構成を展開できるとしています。

ドイツ空軍向けのエアバスA321neoLR型機のイメージ(画像:ルフトハンザテクニック)。