「一番のスピードスター」はラッシュフォード、「一番スキルのある選手」はロナウド

 今冬にマンチェスター・ユナイテッドに加入したポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが、「一番のスピードスター」に同僚のイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードを選んだ。英紙「メトロ」が伝えている。

 名門の10番を背負う22歳のラッシュフォードは、7歳の時にユナイテッドの下部組織に加入。2016年2月、18歳でトップチームデビューを飾り、そこから瞬く間に中心選手へと成長した。今季はシーズン途中に背中の故障もあったが、リーグ戦29試合17ゴールを記録している。

 フェルナンデスは英衛星放送「BTスポーツ」で、これまでに一緒にプレーした、または対戦した選手の中で一番のスピードスターは誰かと聞かれると、「ラッシュフォードを選ぶ。なぜなら、彼は素晴らしいスピードだけでなく、クオリティーも持ち合わせているから」と述べ、このように続けた。

「あれほどのスピードのなかで、正しいことを高いクオリティーで行うのは難しい。シュート、パス、技を適切なタイミングで出すのは簡単じゃない。だから、間違いなくラッシー(ラッシュフォードの愛称)を選ぶよ。彼にはとても驚かされた。もちろん、僕にとっては世界最高の若手の一人だから彼のクオリティーが高いのは知っていたけどね。でも、このスピードは、そのなかでも最高のクオリティーの一つだと思う」

 また、フェルナンデスは、ポルトガル代表のチームメイトでユナイテッドOBであるユベントスFWクリスティアーノ・ロナウドを「最もスキルのある選手」に選んでいる。

「特にキャリアの最初の数年が凄かった。彼はサッカーのスタイルを少し変えたと思うけど、彼を1対1で阻止するの選手はものすごく難しかっただろう。だから、これまで出会ったなかで一番スキルのある選手は彼(ロナウド)だと思う」

 奇しくも、フェルナンデスにとっては現在身を置くユナイテッドにゆかりのある選手からの選出となった。(Football ZONE web編集部)

ユナイテッドMFブルーノ・フェルナンデスとFWマーカス・ラッシュフォード【写真:Getty Images】