化学メーカーの「クラレ」が、今年の春に小学校を卒業した子どもとその親に「将来就きたい職業」と「就かせたい職業」のアンケート調査を行いました。果たしてその結果は!?

小学6年生が「将来就きたい職業」トップ20

男の子が就きたい職業、女の子が就きたい職業、そして、保護者が就いて欲しいと思っている職業についてのランキングを見ていきましょう。

男の子が就きたい職業

男の子が就きたい職業の1位は、昨年に続き3年連続1位の「スポーツ選手」でした。

競技の内訳は、野球が35.0%(昨年29.6%)でサッカーの33.8%(昨年40.9%)をわずかに上回り、一番人気でした。昨年初めて登場したeスポーツは5.0%(昨年4.3%)で、野球、サッカー、バスケットボールに続きました。

2位の「医師」、3位の「大工・職人」、6位の「警察官」は、いずれも過去最高の順位に。

男の子の保護者が就かせたい職業

男の子の保護者が子どもについて欲しい職業の1位は昨年に続き「公務員」が1位となりました。

子どもの調査では近年順位を下げている「エンジニア」ですが、保護者では2位にランクイン。「医師」は保護者でも順位を上げ、初めて3位に入りました。

女の子が将来なりたいのは…?

女の子が就きたい職業

女の子が就きたい職業は、「保育士」が昨年2位からランクアップの1位となりました。昨年1位の「教員」は6位に後退。代わって、2位「看護師」、4位「医師」、5位「薬剤師」などの医療職が、いずれも順位を上げました。

3位に入ったのは「パティシエ・パン屋」。8位「美容師」、12位「デザイナー」も男の子の上位には入らない職業。かわいいもの、美しいものを作りだす仕事に、女の子は憧れを抱いているのかもしれません。

女の子の保護者が就かせたい職業

女の子の保護者が就かせたい職業の1位は、昨年に続き「看護師」でした。2位には安定感のある「公務員」が入りましたが、3位から5位はすべて医療職となりました。

男女の10位以内で共通している職業は「医師」と「教員」ですが、男女どちらも「医師」は順位を上げ、「教員」は順位を下げました。

いかがでしたでしょうか。

男の子はスポーツや物づくり、研究職、エンジニアなど、好きなものを突き詰める職種や何かを作り上げるものが人気のようです。

女の子は、保育士看護師、医師、薬剤師など、人に役に立つような職種が人気に見えますね。

ちなみに、近年ランクインして話題になっているユーチューバーは、男の子が就きたい職業の16位に入っています。今後、まだまだ新しい職種も出てくるかもしれません。

子どもたちが大人になった時、少しでも興味のあることや好きなことに近い仕事に就けるといいですね!

<参照>株式会社クラレ「小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「将来就かせたい職業」」