世界中で休むことなく紡がれ続けてきたフットボールの歴史の中で今日何が起こったのか。本日7月20日の出来事を振り返ってみよう。

今回ピックアップするのは、2004年7月20日。元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバマルセイユからチェルシーに移籍した日だ。



モウリーニョ率いるポルトとの対戦が加入のきっかけに
1998年ル・マンでプロデビューを飾ったドログバは、ガンギャンでのプレーを経て2003年にマルセイユへと移籍。加入初シーズンから公式戦32ゴールを決め、このシーズンのリーグ最優秀選手に選出される活躍を見せた。

またチャンピオンズリーグ(CL)では、当時ジョゼ・モウリーニョ監督率いるポルトとグループステージで対戦。この時のプレーモウリーニョ監督の目に留まり、2004年夏、同監督がチェルシーへ引き抜かれた際に、マルセイユから推定移籍金3850万ユーロ(約47億円)での移籍が実現した。

◆8シーズンに渡りクラブを象徴するストライカーとして活躍
チェルシーで迎えた初シーズンから公式戦16ゴールをマークし、チームのリーグ優勝に貢献したドログバ。その後も強靭なフィジカルを生かした得点能力と、大舞台での勝負強さでエースストライカーとして活躍を続け、チームを象徴する存在となった。

特に、2011-12シーズンのバイエルンとのチャンピオンズリーグ(CL)決勝では、0-1とリードされた状態で迎えた88分にチームを救う同点ゴールをマーク。その後のPK戦でもクラブの悲願であった初のCL優勝を決める最後のキックを決めるなど、圧巻の活躍を見せ、チェルシーの歴史に永遠に名を刻んだ。

2004年から2012年までの8年間と、2015年の1年間、合計9年間チェルシーに在籍したドログバは、公式戦384試合で164ゴールを記録。プレミアリーグ優勝4回、FAカップ優勝4回、リーグカップ優勝3回、そしてCL優勝1回と12個もの主要タイトルを勝ち取るなど、輝かしいキャリアを送った。

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