どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『DEBUT GOALS』では、選手たちが各クラブで初めて決めたゴールを紹介していく。

今回はボカ・ジュニアーズの元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスがユベントス時代に決めた最初のゴールだ。



アルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズでプロキャリアをスタートさせたテベスは、コリンチャンスを経て2006年にウェストハムへ移籍。その後マンチェスター・ユナイテッドマンチェスター・シティで数多くのタイトルを獲得し、2013年にユベントスへ加入した。

豊富な運動量とパワフルなドリブルとシュートを武器にゴールゲッターとして各クラブで活躍したテベス。ユベントスでは公式戦96試合で50得点を記録したが、その記念すべき初ゴールは、2013年8月18日に行われた、ラツィオとのイタリアスーパーカップでの得点だった。

前半を1-0とリードして迎えた後半、52分、54分と立て続けにゴールを奪い、ユベントスが3-0とリードを広げたタイミングで迎えた57分、MFアルトゥーロ・ビダルがボールを持って中央突破。ここで裏に動き出したFWミルコ・ヴチニッチへパスすると、ヴチニッチが、ダイレクトヒールで落とす。これを後ろから上がってきたDFステファン・リヒトシュタイナーがシュート。

これは相手GKにセーブされるものの、こぼれ球に詰めていたMFポール・ポグバがヘディング。これもGKに弾かれたものの、再びボールを拾ったポグバはキックフェイントから中央に走り込んできたテベスに横パス。これを正確に流し込みユベントス初ゴールをマークした。

テベスの4点目でラツィオに完全に止めを刺したユベントスが4-0で勝利。2013年のイタリアスーパーカップを制している。

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