サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回はトッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが決めたフリーキックだ。


アカデミーから慣れ親しむトッテナムで、世界でも指折りのストライカーに成長を遂げたケイン。今やトッテナムキャプテンを担い、公式戦通算286試合187ゴールを挙げて過去2度のプレミアリーグ得点王に輝いた実績を誇る。

そんなケインにとって大きな一歩となったのが、2014年11月2日に行われたプレミアリーグ第10節のアストン・ビラ戦でのFKだ。

カップ戦で結果を残しながらも、リーグ戦では控え扱いだったケイン。この日も1点ビハインドの58分から途中出場となる。

トッテナムは84分に同点ゴールを決めると、試合終了間際の90分に相手陣内のボックス手前、ゴール正面の位置でFKのチャンスを獲得する。

MFクリスティアン・エリクセンが退いていたこともあり、ケインキッカーに名乗りを上げると、右足で狙いすましたシュート。これは相手の壁に当たったものの、コースが変わったシュートは相手GKの逆を突く形となり、ゴールネットを揺らした。

このゴールマウリシオ・ポチェッティーノ監督の信頼を完全に得たケインは、翌節からプレミアリーグ全試合に先発出場。このシーズンは最終的にリーグ戦34試合21得点を挙げ、PFA年間ベストイレブンとPFA年間最優秀若手選手賞を受賞している。

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