ミランは21日、ステファノ・ピオリ監督(54)と2022年6月まで契約を延長したことを発表した。

ラツィオインテルフィオレンティーナなど指揮した経験のあるピオリ監督は、2019年10月にマルコジャンパオロ監督の後任として就任。低迷していたミランを救うべく招へいされたが、2019年は結果がでない時期が続いた。しかし、2020年に入るとセリエAで3連勝を収めるなど復調を見せた。

なかでも、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響による中断期間後は、ローマラツィオユベントスと実力あるチームに勝利するなど、7勝2分けで9戦無敗。21日に敵地で行われたセリエA第35節のサッスオーロ戦に2-1で勝利したことにより、来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得していた。

新契約にサインしたピオリ監督はクラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。

ミランからの信頼に満足しているし、誇りに思う。スタジアムに来れないファンも含めて、いつも熱く協力的なファンに感謝する。何度も言ってきたように、私たちの未来は今だ。我々は集中し、決意し、団結し、一体となってプレーする必要がある。私たちは特別な道の始まりにいる。この方法で仕事を続け、成長してますます競争力が高まるだろう」

なお、ミランは来シーズンの新指揮官として、『レッドブル・グループ』でスポーツ部門兼サッカー開発部門を統括しているラルフラングニック氏の招へいを目指していたが、ピオリ監督の契約延長でその線は消滅した事になる。

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