ポルトカシージャスのお別れ会実施も…「ただ1人この会に参加しなかった」

 FCポルトレアル・マドリードへの復帰が濃厚とされる元スペイン代表GKイケル・カシージャスのお別れ会を実施した。クラブの優勝セレモニーを欠席したとされるMF中島翔哉はこの会もチームで唯一の不参加となり、現地メディアも「奇妙なこと」と日本人選手の動向に注目している。

 カシージャスは2015年にレアルからポルトに移籍し、レギュラーとして活躍。しかし、2019年5月、練習中に急性心筋梗塞を引き起こし、病院に緊急搬送された。

 無事に一命はとりとめたが、その後はチームスタッフとして働き、今年2月には現役引退を決断した。スペインサッカー連盟の会長選挙への出馬を表明していたが、これは後に辞退。今季をもってポルトを退団し、古巣レアルにアドバイザーとして復帰する可能性が伝えられている。

 ポルトガルメディア「Maisfutebol」によれば、ポルトカシージャスのお別れ会を実施したという。その会で撮影されたという集合写真も公開されている。選手だけでなく、チームスタッフや現在はアトレティコ・マドリードプレーする元キャプテンのメキシコ代表MFエクトル・エレーラも同席したようだ。

 しかし、同メディアは「奇妙なことに、最も目立った欠席者はモレイレンセ戦後にメダルも受け取らなかった中島翔哉だ。彼はチームのメンバーでただ1人この会に参加しなかった」と日本代表MFの姿がなかったことを特筆している。

 中島は優勝を決めた現地時間15日のモレイレンセ戦後の表彰式に姿を見せず、メダルを受け取らなかったことが話題を呼び、クラブとの関係が悪化しているのではとも報じられている。

 ポルトのセルジオ・コンセイソン監督は中島がメダルを受け取らなかった件について詳細を明らかにはしていないだけに真相は不明だが、カシージャスのお別れ会欠席がさらなる憶測を呼ぶ可能性がありそうだ。(Football ZONE web編集部)

ポルトMF中島翔哉【写真:(C)CONNECT】