交通違反の取り締まりであり得ないような言い逃れをする人はこれまでにもいたが、このほどオーストラリアでパンクしたまま車を走行させていた男らの言い訳に世間が呆れ返っているようだ。『CarAdvice.com』『LADbible』などが伝えている。

豪ビクトリア州メルボルン郊外にあるワランダイトの路上で今月14日の午前3時頃、車線を塞ぐようにして停車している車をパトロール中の警察官が発見し、ドライバーの19歳男と助手席にいた22歳の男に職務質問をした。

車は左のフロントタイヤがバースト(破裂)して無くなっており、ホイールが破損していた。これに対してドライバーは警察官に「タイヤがパンクしてしまったが交換の仕方がわからなかったため、そのまま行けるところまで運転し続けた」と話したという。

パンクした状態で車を走行させ続けたことで、タイヤはバーストして剥き出しになったホイールが回転するたびにアスファルトに削られ、見るも無残な状態となっていた。

警察官はこの状況から飲酒運転を疑いドライバーに呼気検査をしたところ、アルコール量が0.162ミリグラムと基準値を超えていたことが分かった。車の破損に加え飲酒運転していたとあって、ドライバーは12か月の免許停止を余儀なくされた。

ところが助手席の男は、この状況に悪びれる様子もなく「タイヤの交換をしなかった僕達に責任はない。タイヤ交換の仕方を教えてくれなかった社会が悪い」と言い放ったそうだ。

だがそんな訴えが通るはずもなく、ドライバーは免許停止に加え飲酒運転による交通違反で起訴されることになった。また2人は今月8日からビクトリア州の一部のエリアで施行されたロックダウンルールを破ったとして、それぞれ1652豪ドル(約12万6600円)の罰金が科せられている。

画像は『CarAdvice.com 2020年7月14日付「Teen blames society for driving on tyreless rim – report」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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