6月20日発売の雑誌『SWITCH』 雑誌『SWITCH』(2011年6月20日発売号)で、ニコニコ動画にまつわるクリエイターたちが大勢掲載されている。特集ページソーシャルカルチャーネ申100にとりあげられた100組のうち、ヒャダインゆづか姫らっぷびとなど20組以上がニコニコ動画にまつわる人物やグループだ。

 『SWITCH』は株式会社スイッチ・パブリッシングが発行する「インタビュー・カルチャー・マガジン」。読者の中心は20代から30代の男女だという。ミュージシャンや俳優を特集することが多い同誌だが、最新号ではインターネット上のカルチャーに注目し、前述の人物やグループのほか、あぷりこっと*サカモト教授ぽこたGeroタイツォン、蛇足、赤飯、弟の姉トラボルタなどが扱われている。

 なぜ今、ニコニコ動画に注目するのか。編集部に聞いた。

――「ソーシャルカルチャー」を特集することになった経緯を教えてください。

 特集タイトルの「ソーシャルカルチャー」という言葉は、「SNS時代のカルチャーシーン」を簡潔に表現するための造語です。

 『SWITCH』では、これまでネット上のカルチャーを大きく取り上げる機会がなかったのですが、ニコニコ動画pixivをはじめとするソーシャルメディアから多くの新しい才能が生まれていることや、また、従来のメディアやカルチャーも、SNSを活用するケースが増えていることから、「SNS時代のクリエイターメディア」に関する大規模な特集を組むことにしました。

――100組はどのような基準で選んだのですか?

 今回、ネット上では細分化しているように見えるさまざまなジャンルアニメ・ゲームアイドル・ギーク・メディアアート・マンガライトノベルなど・・・)を、なるべく横断するような作りにすることで、2011年ウェブカルチャーを総括的に紙の雑誌に定着できたらと思いました。

 企画当初から「100組」という数を考えていたのはそのような理由からですが、到底100では足らないくらい興味深いクリエイターの方がたくさんいることが、編集作業を進めるうちにわかってきて呆然とする・・・という状態でした。機会があれば、すぐにでも「ネ申100パート2」を作りたいくらいです。

――ニコニコ動画クリエイターを取材し、どのような印象を持ちましたか。

 想像以上に、純粋かつシビアな世界なのだと思い知らされました。送り手と受け手の距離が近く、反応がダイレクトな分、ニコニコ動画で人気を得るには実力と創意工夫と運が必要で、ニコ動出身のクリエイター外の世界で次々と活躍している状況も当然のことと、取材後の今は思えます。

――ニコニコ動画は今後、どう発展していくと感じましたか?

 今回の特集取材を通じて強く感じたのは、ウェブリアルがいかに繋がっていくかという点を、クリエイターの誰もが意識しているということでした。その意味でニコニコ動画についても、ニコファーレなどリアルの場との連携がどのような新展開を見せてくれるのか、とても興味があります。

(土井大輔)

◇関連サイト
SWITCH - 公式サイト
http://www.switch-pub.co.jp/

6月20日発売の雑誌『SWITCH』