選挙集会やツイッターでの発言が物議を醸している歌手カニエ・ウェスト(43)だが、このほど妻キム・カーダシアン(39)が声明文を発表した。カニエは米大統領選出馬表明後初の選挙集会やツイッターでキムの過去について言及し、キムが激怒しているとも報じられた。一連の騒動に関し、ついに沈黙を破ったキムが語ったその内容とは?

カニエ・ウェストは米時間19日に開催した選挙集会で、過去に妻キム・カーダシアンとの間にできた第1子を中絶することについて話し合ったと明かした。さらにツイッターでは「キムは俺を医者と一緒に家に閉じ込めようとした」「キムがラッパーのミーク・ミルとホテルの部屋に行って以来、離婚を考えた」と発言、これらのツイートはすぐに削除された。こういった騒動の後、キムが離婚専門の法律家に会いに行ったとも報じられた。

米時間22日、しばらくSNSを更新していなかったキム・カーダシアンが沈黙を破りインスタグラムストーリーで声明文を発表、カニエメンタルヘルスや家族のサポートについて述べた。

「多くの方々がご存じの通り、カニエ双極性障害を患っています。本人や彼らを愛する人にとって、信じられないほど複雑で理解するのが苦しいものなのです。」

「子供達とカニエの健康とプライバシーを守るため、このことが家庭にどんな影響を与えるのかは公にしたことがありません。しかしメンタルヘルスへの誤解と汚名のためにも、コメントするべきだと感じました。」

精神疾患や脅迫行為を理解している人は、本人が未成年でない限り家族は無力であることを分かっています。この経験を知らない人は批判的になります。家族や友人がどんなに頑張っても、サポートを受けるには本人がその過程で積極的に関わらなくてはならないことを理解できないのです。」

カニエが批判の対象になるのは、彼が有名人であり、その行動が時には強い意見や感情を引き起こすからだと理解しています。」

「彼は素晴らしいと同時に複雑な人物です。アーティストとしてプレッシャーの頂点にいて、個人的には母親を亡くした黒人でもあります。彼の双極性障害により強まってしまうプレッシャーと孤立に対処しなければならないのです。」

カニエと親しい人達は彼の気持ちを理解しています。そして彼の言葉が時折、その意図と一致しないことも理解しています。」

双極性障害を抱えて生きていることで、彼の夢や創造性を矮小化したり無効化することはありません。そのことがどんなに大きくて手が届かないと感じる人がいてもです。これは彼の天才的な才能の一部なのです。私達は、彼の多くの夢が実現したのを目撃しているのですから。」

カニエは2018年に双極性障害であると診断された。2019年にはNetflixの番組『My Next Guest Needs No Introduction with David Letterman』にゲスト出演し、双極性障害の症状について語っている。

「この状態になると、すべてに対して誇大妄想的になるんだ。政府が頭の中にチップを入れたとか、記録されているように感じるんだ。みんなが俺を殺そうとしていて、誰も信用できない。こんな瞬間があるんだよ。」

画像は『Kim Kardashian West 2019年12月26日付Instagram「The West’s」、2019年2月12日付Instagram「StormiWorld」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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