愛らしく癒しを与えてくれるペットだが、時に彼らのいたずらにはひどく頭を悩まされることもある。ある男性は飼い猫いたずらによって避妊中だった妻が妊娠してしまい、家族計画を台無しにされてしまったという。『LADbible』『UNILAD』などが伝えている。

ユーザー名“Playtonic1”という男性が今月2日、“米国版2ちゃんねる”とも呼ばれるアメリカ最大級のソーシャルニュースサイト『Reddit』にある失敗談を書き込み、話題になった。

男性によると妻との間に昨年第1子が誕生したが、思ったより育児が大変で妻は精神的、体力的にも疲弊してしまった。妻がゆっくりと回復できるように、また新型コロナウイルスなどの不安要素もあって2人は「第2子は少なくとも2年後にしよう」と決め、しばらくは避妊することにした。

しかし彼の飼い猫は、飼い主の家族計画などまったく知る由もなかった。

「うちの猫は天才的な悪魔だよ。あの脂ぎったオレンジのバカ猫は確実にうちの1歳児より賢いね。」
「欲しいものがどこにあるかさえ知ってれば、彼は見つけてしまうだろう。彼の前にはドアも引き出しも戸棚も全く意味がないんだ! 全く!」
「猫を引き取って最初の数週間は毎朝キッチンのすべてのドアが開けられていて、『ポルターガイストが始まった!』と思ったほどだったよ。」

男性はそう明かしているが、彼の飼い猫にとって戸棚や引き出しを漁る行為はいとも簡単に、そして日常的に行われていたそうだ。

避妊にあたって妻は経口避妊薬を服用していたが、吐き気など不快症状に見舞われ、2人はコンドームを使うようになった。しかし男性はある失敗を犯してしまう。男性がコンドームをしまい込んだ引き出しには、飼い猫が常日頃から引き裂いて楽しんでいたというお気に入りの綿棒も収納されていたのだ。

そして悲劇はなすべくして起こった。

「僕が1時間もしないうちに戻ってくると、そこには猫が噛んだ綿棒のプラスチックと引き裂かれた綿、そしてキラキラと輝く、ひっかき傷のついたコンドームの包装部分が散らばってたんだ。」

「僕がコンドームをその引き出しにしまった時、ヤツは綿棒が入っているのを見つけたに違いないよ」と、男性は猫が綿棒目当てに引き出しを荒らしたのだろうと状況を振り返った。

この時、男性は猫に引き裂かれた無残な綿棒を片付け、床に散らばったコンドームを元の容器に戻したそうだ。そしてこれが彼の2つ目の失敗だった。

その日の夜、妻とロマンチックな雰囲気になった男性は真っ暗な中で引き出しを開け、いつも通りの流れでコンドームを取り出したそうだ。

それから数週間後、妻が吐き気と胸の張りを訴えたことから2人は思わず顔を見合わせた。

「それは妻が1人目を妊娠した時と全く同じ症状だったんだ。1人目の時に買ってまだ半分残っていた妊娠検査薬をすぐに試したよ。一応確認のためにね。もう一回、そしてもう一回って」と何回か検査薬を試したと説明した男性、結果はすべて陽性だった。

「すぐに2人でなんでこんなことになったのかって考えを張り巡らせたんだ、そしてハッと気づいたよ。『あの、バカ猫!!』ってね。」

男性はすぐさま引き出しの中からコンドームを引っ張り出して並べ、一つ一つをくまなくチェックし始めた。いくつかのコンドームの包装フィルムに噛み跡やひっかいた跡、そして穴が開いてしまっているのを確認した男性が、なぜ妻が妊娠してしまったのかを理解するのに時間はかからなかったという。

男性は妻の妊娠について「猫のせいだ!」と責めているが、男性がしでかした一連の失敗を考えると一概にそうとはいえなさそうだ。彼らが将来生まれてくる第2子に、ユニークな誕生秘話を語る日もいずれ訪れるに違いない。

画像は『UNILAD 2020年7月20日付「Man Blames Cat For Getting Wife Pregnant After It Poked Holes In Condoms」(Playtonic1/Reddit)』『LADbible 2020年7月20日付「Man Blames Cat For Getting His Wife Pregnant After It Poked Holes In Their Condoms」(Credit: PA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE

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