インタビュー第4回】神童サンチョは「自分本位になってしまいがちなところがない」

 人気アイドルグループ日向坂46の影山優佳さんは、今年5月の活動再開とともに公式ブログJリーグ全56クラブを紹介する「影山優佳のWE LOVE Jリーグ」をスタートさせ、日本サッカー界を盛り上げている。

 そんな彼女が、“サッカー大好き少女”として注目を集める前から「好きなチーム」の一つとして熱視線を送っていたのが、ドイツ1部ブンデスリーガドルトムントだ。当時は日本代表MF香川真司(現サラゴサ)も所属し、ユルゲン・クロップ監督(現リバプール監督)の下、「ゲーゲンプレッシング」と呼ばれるカウンタープレスを武器にリーグ2連覇を果たした時代。お気に入りの選手であるドイツ代表FWマルコ・ロイスは現在もキャプテンとして在籍しているが、その顔触れは近年大きく変わった。

 20歳にして攻撃を牽引するイングランド代表MFジェイドン・サンチョシーズン途中の加入でゴールを量産したノルウェーの神童FWアーリング・ブラウト・ハーランドを軸とするようになった、“現在のドルトムント”の印象を影山さんに訊いた。

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――以前、好きな選手の1人に挙げていたガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン選手は2018年アーセナルへ移籍し、香川選手らもいた時代からだいぶメンバーが変わりました。現チームの“切り込み隊長”であるサンチョ選手の印象を教えてください。

サンチョ選手はマンチェスター・シティの下部組織出身で、年代別のEURO(欧州選手権)やワールドカップ(W杯)でも得点やアシストで活躍していました。ドルトムントに加入して繊細なボールさばきやフェイントの切れ味が磨かれた印象です。サンチョ選手には“ドリブラあるある”の自分本位になってしまいがちなところが一切なくて、スペースが空いたらすぐに周りを見てパスを出せる選手なので、それが(リーグ戦)17得点17アシストという数字にも表れていると感じます。ドルトムントにとって欠かせない存在なんじゃないかと思います」

「新しい注目選手を見つけたい方にオススメのチームだと思います」

――オーストリア1部ザルツブルク時代に日本代表MF南野拓実(現リバプール)選手と同僚だったハーランド選手も、昨年12月に加入してリーグ戦15試合13得点と強烈なインパクトを残しました。

「ハーランド選手と言えば、(2019年の)U-20W杯ホンジュラス戦の1試合9得点に衝撃を受けたのを覚えています。2メートル近い身長を生かした空中戦、スピードシュートセンスのすべてがハイレベルで、しかも体力があるので1試合を通して守備をしてくれます。ザルツブルクブレイクしたばかりなのに、ドルトムントでも活躍して一気に世界トップクラスの選手に上り詰めましたし、まさに非の打ちどころがないと思いました」

――ハーランド選手はその目覚ましい活躍によって、早くもレアル・マドリードマンチェスター・ユナイテッドなどのビッグクラブが獲得を狙っていると噂されています。

「ハーランド選手は(6月に)怪我から復帰してすぐにゴールを決めましたし、複数得点が当たり前のような高い決定力を持っています。私の印象ですが、厳しい環境でも十分に輝ける選手だと思うので、いつかビッグクラブプレーしてほしいです」

――以前見ていたドルトムントと現在では、やはりスタイルの違いを感じますか?

「私のイメージなのですが、ゲーゲンプレッシングは根底にありつつ、総合的な守備力は上がったと感じました。今のドルトムントは若手が育つ環境が整っている気がします。実際、ドルトムントからよりビッグクラブへ移籍する例も増えているので、新しい注目選手を見つけたい方にオススメのチームだと思います」

[PROFILE]
影山優佳(かげやま・ゆうか)/2001年5月8日生まれ、東京都出身。日向坂46一期生。16年5月、欅坂46に続いて結成された「けやき坂46」(通称ひらがなけやき)の一期生オーディションに合格。18年8月、学業に専念するため活動休止。20年5月26日に活動再開を発表した。かつて男子に交じって地元サッカークラブに所属し、サイドボランチでプレーサッカー4級審判員の資格も持ち、戦術にも精通する。自身の公式ブログJリーグ全56クラブを紹介する「影山優佳のWE LOVE Jリーグ」が好評連載中。

(続・コンテンツ予定)
第5回:”思い出のあの選手”ミキッチへ贈る言葉
第6回:日向坂46”サッカー選抜”(Football ZONE web編集部・小田智史 / Tomofumi Oda

日向坂46の影山優佳さん【写真:©Seed Flower LLC】