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三浦春馬さん(享年30)の遺作となった、セカンドシングル「Night Diver」。7月24日の『ミュージックステーション 夏の3時間半SP』(テレビ朝日系)でそのMVが放送された。同日22時にはYouTubeでも公開され、およそ2日足らずで590万回以上再生を記録するなど大きな反響を呼んでいる(26日13時現在)。

本作は三浦さんが4月に迎えた30歳の誕生日にインスタライブで発表したもので、8月26日にリリースされる。

MVで披露された三浦さんのハイトーンボイスや躍動感溢れるダンスに、《透明感があって美しくてこんなに心に残る歌声は三浦春馬にしか出せないと思う》や《素敵な作品を見せてくれてありがとう》といった声が寄せられている。

昨年8月、三浦さんは主演ドラマ『TWO WEEKS』(関テレ/フジテレビ系)の主題歌「Fight for your heart」でCDデビュー。演技にとどまらず、音楽の世界でも“表現者”として着実に躍進していた。

いっぽう「Night Diver」の歌詞には切実な思いがつづられており、生前の三浦さんを重ねる人もいるようだ。

ネットでは《まるで彼の胸の内みたい》《心の叫びのようで、涙が止まらない》《歌詞が突き刺さる》などの声が上がっていた。

三浦さんの逝去後、「真面目」「ストイック」「繊細」といった言葉で三浦さんを偲んだ著名人も多かった。

湘南乃風のSHOCK EYE(43)は三浦さんが亡くなった18日、《ストイックな青年。 ずっと会ってなかったから、気にかけてた》とTwitterで追悼。

メンタリストDaiGo(33)は18日、三浦さんが来訪したことがあったとYouTubeで告白。三浦さんは役作りのために「心理学の話を聞きたい」と熱心に耳を傾け、雑談も自ら話さないほどだったという。

DaiGoはそんな三浦さんの様子を、「真面目すぎて今にも破裂しそうだった」「友達に迷惑かけてはいけないと思って、相談できずにいたのでは」と振り返った。

三浦さんと公私ともに親交の深かった城田優(34)は23日、インスタグラムで「真っ直ぐ」「仕事に対する強い責任感」「どんなに苦しくても、必ずその重圧に打ち勝つ」といった言葉で讃えた。いっぽう「裏ではどこか自信なさげな、その裏腹な繊細さ」と、異なる側面にも触れていた。

作詞作曲を担当したのは、三浦さんと同じ事務所に所属する音楽家の辻村有記(32)。彼はMVが公開される前に、Twitterでこう呼びかけた。

《吐き出す事も飲み込む事も出来ない感情は、きっとこの先も続いていくと思いますが、それでも1歩ずつ歩かなきゃいけないと感じています。 すみません。 まだうまく言葉にすることは出来そうにもないです。 僕にとって唯一無二のアーティストです。是非観てください》

三浦さんのパフォーマンスはこの先も唯一無二の存在として、人々の心に刻まれ続けるだろうーー。