プレミアリーグ最終節が26日に行われ、チェルシーは2-0でウォルバーハンプトンに勝利した。

いよいよ最終節を迎えたプレミアリーグリバプールの優勝は早々に決まったものの、チェルシーを含むチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いは最後までもつれることになった。

前節のチェルシー引き分け以上でその資格を得られる状況にいたが、ホーム最終戦だった新王者リバプールに前半だけで3点のリードを許す厳しい展開を強いられると、後半に3点を奪うものの、最終的に3-5で敗れた。

そして、今節は引き分け以上でCL出場圏内の4位以内が確定する中、裏では3位マンチェスター・ユナイテッドと5位レスター・シティが激突。こちらの結果次第で自動的にCL出場権を得られるが、スッキリと勝利で決めたいところだ。

ホームのチェルシーは公式戦3試合連続で3バックを採用。2年連続でのヨーロッパリーグ(EL)出場を目指すウルブズとミラーゲームとなった中、押し気味に試合を進めるチェルシーはプリシッチやジルーにボールを集めて糸口を探っていく。

しかし、ウィリアンを欠いた前線はなかなか攻撃の形を作ることが出来ない。上手くシュートまで繋がったのは39分のこと。右サイドの深い位置でパスを受けたマウントのクロスをジルーが頭で合わせたが、枠を捉えることは出来なかった。

このまま無得点で終わるかに思われた前半アディショナルタイムに試合は大きく動く。ボックス手前の絶好の位置でFKを得たチェルシーは、名手マルコス・アロンソをおとりにマウントが左隅に見事なシュートを沈めて先制に成功。

さらにその3分後、相手のFKを跳ね返しカウンターに転じると、プリシッチが持ち上がり、マウントがジルーへスルーパス。ワンタッチでGKを躱したジルーは、コーディに体を寄せられながらも強引に押し込んで追加点をもたらした。

ウルブズは後半からペドロ・ネトを下げてアダマ・トラオレを投入。59分には3枚替えを敢行し打開を図る。

しかし、チェルシーは前半から素早い守備を続け、相手にペースを握らせない。シュート数は増えないものの、何度かゴール前に迫るシーンも演出しており、危なげない試合運びを見せる。

終盤にはしっかり5枚の交代枠を使い、チームをリフレッシュさせながら試合をクローズ。前半のゴールを守り切ったチェルシーが2-0で勝利し、自力でCL出場権を勝ち取った。

一方、EL出場権に関しては、クリスタル・パレス引き分けトッテナムが、敗れたウルブズを抜き6位に浮上。マンチェスター・シティがEFLカップを制覇したことで6位に繰り下げられたEL出場権はトッテナムが手にすることになった。また、5位にはユナイテッドとの直接対決に敗れたレスターが入った。

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