俳優の濱田岳が主演を務めるドラマ『働かざる者たち』が、テレビ東京系にて8月26日より毎週水曜24時58分に放送されることが決まった。

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 サレンダー橋本による同名漫画を実写化する本作は、“働かざる者たち”から垣間見ることのできる彼らの過去やこの時代を生きる悲哀を通じ、働く事の意義、そして幸せな人生とは何かを問い直すヒューマンコメディー。

 物語の主人公は老舗新聞社「毎産新聞社」の入社7年目のシステム部社員・橋田一。本業はそこそこに副業の同人漫画の執筆に精を出す日々を送っている。しかし、社内に巣食う出世を諦めた勤労意欲ド底辺の“働かざる者たち”に翻弄(ほんろう)されるうち、自分の人生はこのままで良いのかと自分の働き方、生き方を模索していくことになる。

 主人公・橋田一を濱田が演じる。脚本・監督は『面白南極料理人』(テレビ大阪)、『私の部下は50歳』(NHK)など数多くのコメディードラマを手掛ける新進気鋭の演出家・有働佳史。さらに演劇ユニット「カミナリフラッシュバック」を主宰し、自身も女優として活躍するニシオカ・ト・ニールも脚本を手掛ける。

 主演の濱田は役どころについて、「橋田は常にブレブレですね。常にブレていて、でも良い奴というか。真面目がゆえだとは思うんですけど、働かないおじさんたちにも振り回されブレてしまう心のピュアな男です。だけどそんな橋田だからこそ、おじさんをはなから毛嫌いせずにいいところを見つけ出そうとする、そういう意味ではすごく素敵な男だなと思っています」と説明する。

 本作の見どころについては「会社勤めをされている方は本当にあるあるが詰まっているというか、共感できるところがたくさん盛り込まれていると思います。会社でのストレスをぜひ僕らのドラマにぶつけて頂いて、辛かったことをちょっとでも笑いに変えてもらえたら、撮影しているこの努力が報われると思います」と話している。

 原作者のサレンダー橋本は「本作は私が勤める会社の『働かないおじさんA』をヒントに描いた話です。当時抱いた『働かない大人がいるんだ』という驚きや、『でもなぜ働かないんだ?』という苛立ち。そして、会社員と副業の漫画の間で揺れ動く感情を、名優・濱田岳さんに演じて貰えるなんて、こんな贅沢なことはありません」とコメントしている。

 ドラマパラビ『働かざる者たち』は、テレビ東京系にて8月26日より毎週水曜24時58分放送(全6話)。動画配信サービスParaviにて、8月26日21時より独占先行配信。

ドラマパラビ『働かざる者たち』橋田一役を演じる主演の濱田岳 (C)「働かざる者たち」製作委員会