今年は任天堂のファミリーコンピュータ誕生30周年に当たります。1983年に登場したファミリーコンピュータ=ファミコンは世界的に大ヒットした製品になりました。このファミコン用にいろいろな周辺機器が発売されていたのをご存じでしょうか?
【あなたの知らないゲームデバイスの世界「スーパースコープ」「メガアンサー」】
1985年7月26日に任天堂から発売された、ファミコンからコントロールできるロボットです。ロボットにブロックを運ばせる『ブロックセット』、ロボットにコマを回させたりする『ジャイロセット』という、2種類の対応パッケージが発売されました。
■『ファミリーベーシック』
『NS-Hu BASIC』というプログラミング言語を使用して、ファミコン上でプログラムを組んで楽しめるという周辺機器です。1984年に任天堂から発売されました。キーボードとプログラミング言語ソフトのカセットROMを同梱していました。
■『データレコーダ』
上記のファミリーベーシックと連動して使う周辺機器で、制作したプログラムを記録するために使います。若い人には分からないかもしれませんが(笑)、プログラムは「カセットテープ」に記録しました。1984年発売です。
『ロードランナー』『エキサイトバイク』といったソフトがデータレコーダに対応したゲームソフトで、セーブデータをこちらに保存できたりしたのです。
■『ガン』
1984年に任天堂から発売されたもので、ファミコンに接続してガンアクションを楽しめるという周辺機器です。対応ゲームソフトが「光線銃シリーズ」の名称で発売されました。『ワイルドガンマン』『ダックハント』『ホーガンズアレイ』の3本です。
■『トップライダー』
1988年にVARIEから発売されたオートバイのレースゲームなのですが、空気を入れて膨らませるオートバイ形のバルーンにまたがってハンドリングを楽しむ「体感ゲーム」(?)だったのです!
オートバイ形のバルーンにはバイクのハンドルを模したコントローラーを付けます。ただし、バルーンにまたがるライダーに体重制限があって「体重60kg以上の人」は遊べませんでした。
1990年にバンダイから発売された、ファミコンで絵を描くための周辺機器とソフトのパッケージです。ファミコンに接続したボードに専用ペンで絵を描くと、それがテレビモニターに表示されます。
今の言葉でいえば「ペンタブ」ですね。価格は1万3,800円でした。
■『ターボファイル』
1986年にアスキーから発売されたファミコン用の外部記憶装置です。1989年には『ターボファイルII』が発売されました。『ダービースタリオン』『ベストプレープロ野球』などのソフトで使用できました。
いかがだったでしょうか。ファミコン時代にはさまざまな周辺機器が出ていたのです。
今回の貴重な写真は、オロチさんよりご提供いただきました。オロチさんのサイトには、ファミリーコンピュータ関連の資料がそろっています。ぜひ訪問してみてください!
⇒オロチさんのサイト『ファミコンのネタ!!』
http://famicoroti.blog81.fc2.com/
(高橋モータース@dcp)
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