人気コミックを映画化した青春コメディぐらんぶる』(8月7日公開)のプレミア夏祭りイベントが7月27日にスポル品川大井町で開催され、竜星涼、犬飼貴丈、与田祐希朝比奈彩小倉優香石川恋、英勉監督が出席した。女性陣は涼しげな浴衣姿、主演の竜星と犬飼はマッチョな男性たちが担ぐお神輿に乗って、“はっぴ姿”で登場。会場を盛り上げた。

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キラキラな大学生活を送るはずだった主人公たちが、常識の通用しないぶっ飛んだダイビングサークルのメンバーに囲まれ、予想外の青春を送る姿を描く本作。登場人物のあまりの脱ぎっぷりから、“映像化不可能”と言われてきたコミックの実写映画化に『ヒロイン失格』(15)や『前田建設ファンタジー営業部』(20)の英勉監督が挑み、竜星と犬飼が“ほぼ全裸”のシーンも体当たりで演じ切った。

竜星は「史上もっとも服を着ていない主人公を演じました」とニッコリ。「これまで全裸でお芝居をすることなんてなかった。草むらのシーンでは見事に毛虫に刺されまして。この映画を通して、服の大事さ、布の大事さを感じることができました」と本作ならではの苦労を語った。犬飼は「男性の肌色がすごく多い映画。撮影が進むにつれ、それに慣れていっている自分が怖かった」と苦笑いを見せていた。

ステージでは、それぞれが「心が丸裸になったエピソード」をフリップに書いて発表。竜星と犬飼は「ぐらんぶるに出演したこと」と本作での経験が“丸裸”体験だったと声をそろえた。犬飼は「竜星さんとは、バディを組んで毎日、裸の付き合いをしていた。ただ単に共演するよりも、裸で共演すると、心の距離の縮まり方が早かった」と竜星と過ごした時間も特別なものになった様子で、「心も体も丸裸になってしまって、隠すものがなにもない状態」とコメント。

竜星も「みんなに僕らのすべてを見られた感じがする。僕らのすべてがこの映画につまっている」とうなずく。イベントの途中には雨が降ってきてしまうひと幕もあったが、竜星は「この映画も映画界に嵐を呼ぶような作品になったと思う。僕自身、ここまで脱がされる映画になるとは思っていませんでした」と笑顔でアピールしていた。

浴衣にちなんだ恥ずかしいエピソードを披露したのが、与田。「泊まりがけの撮影の時に、服を着替えるのが面倒くさいなと思って、旅館の浴衣のまま現場に行った」と告白。「誰かに会うなんて想像していなかったんですが、何人か(ロケ地に向かう)車に乗ってきて『ヤバイ、恥ずかしい!』と思ったら、竜星さんも浴衣姿だったので安心した」と楽しそうに語っていた。

取材・文/成田おり枝

“ほぼ全裸”の撮影秘話を告白