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7月24日上沼恵美子(65)の冠番組『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)が25年間の歴史に幕を閉じた。テロップ1枚で、感謝のメッセージが映し出された最終回。セレモニーもなく、1,056回も続いた長寿番組には似つかわしい簡素な締めくくりだった。

関西テレビは21日、「番組として一定の役割を果たすことができたと考え、番組を終了いたします」と発表。その急な幕引きは、世間から注目を集めた。だが司会を務める上沼からは、最終回でもその理由を語られることはなかった。

「レギュラー出演者だったキングコングの梶原雄太さん(39)は、『えみちゃんねる』と『上沼恵美子こころ晴天』(ABCラジオ)を6月いっぱいで降板。梶原さんが“礼節”を欠いたことが、上沼さんの逆鱗に触れたそうです。その後、上沼さんは『悪いところがあったら言ってほしい』と局側に相談。現場の意見を聞いた上沼さんが逆上して、『辞めてやる』と啖呵を切ったと報じられました」(テレビ局関係者)

“打ち切り騒動”の真相に注目が集まるなか、上沼は27日放送の『こころ晴天』でその胸中を明かした。

日頃ネットを見ないという上沼は、「何が起こっているか知らなかった」と告白。『えみちゃんねる』が終了したことについて、「関西テレビと上沼がケンカしている」と報じられたことを全否定した。

打ち切りになった経緯について、新型コロナウイルスの影響で「観客を呼べない」「ソーシャルディスタンスを取る必要がある」「ゲストの数が減った」と強調した。

自ら「コロナ鬱」と公言するなど、コロナ禍で気持ちが塞いでいたという上沼。当初、局側から「9月までお願いしたい」と頼まれていたことを明かした。しかし上沼の“豪快なトーク”が売りの番組であるため、上沼自身が「元気いっぱいで士気が上がらないと成立しない」と引き際を判断したという。

改めて「コロナ禍・25年の節目・(自分の)エンジンがかからなかった」ことが、一連の波紋を呼んだ原因だったと釈明。またライフワークとして25年も続けられたことに、「関西テレビに感謝しています」と何度も繰り返していた。

また結婚44年目となる、元関西テレビ役員だった夫の助言も後押しとなったようだ。コロナ禍での放送回を観ていた夫から「普通の話し合いになっている」と指摘され、ショックを受けたという上沼。続けて「至近距離でのやりとりがないとフリートークはやりにくいだろう。卒業時期だな」と、決定打を放たれたことも明かした。

「ご主人は、上沼さんが出演する番組を全てチェックしています。強気に見える上沼さんですが、ご主人には従順。上沼さんは専業主婦になるため、一度芸能界を引退しています。ですが次第にフラストレーションを感じ、『自分の時間が欲しい』と復帰。その条件として、“泊りの仕事はしない” “西は姫路・東は京都までしか行かない”といったご主人優先の約束事を交わしていました。

いっぽう仕事を続けながらもご主人に尽くしていた上沼さんですが、定年退職したご主人の言動にストレスを感じて体調不良に。18年から別居していますが、『おかげで夫婦仲は良好になった』と喜んでいました。メディアでご主人の不満を披露していますが、同じ業界を知る先輩としても信頼を寄せているのでしょう」(芸能関係者)