サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、元イタリア代表FWのアレッサンドロ・デル・ピエロ氏がユベントス時代に決めたハットトリックだ。


長らくユベントスプレーし、アイコンとしても多くのサポーターに愛されたデル・ピエロ氏。“デル・ピエロゾーン”なる左45度のシュートゾーンを持つなど、名実ともにレジェンドプレーヤーとして活躍した。

1998年4月1日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝、モナコとの1stレグでは圧巻のFKを含むセットプレー3発でハットトリックを決めている。

0-0で迎えた34分、ユベントスゴール正面やや左の約25メートルの位置でFKのチャンスを獲得する。デル・ピエロとMFエドガー・ダービッツがボールの近くに立つも、蹴ったのはデル・ピエロだった。

丁寧に蹴ったシュートは、相手の壁を超えると、強烈なカーブがかかりゴール左上へ。相手GK ファビアン・バルテズが何とか触るも、ボールゴールネットを揺らした。

その後、一度は同点に追いつかれたユベントスだったが、45分、61分とデル・ピエロが二つのPKをどちらもゴール左に決め、ハットトリックを達成し、4-1で勝利した。

このシーズンデル・ピエロ氏は、CL10試合で10得点を記録。ユベントスは決勝でレアル・マドリーに敗れたものの、得点王に輝いている。

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