韓国発の世界的アイドルグループ・BTSらの“弟分”育成プロジェクト「I-LAND」(ABEMA SPECIALで毎週金曜夜11:00~放送)のエピソード5が7月24日に放送・配信開始された。<I-LAND>と<グラウンド>の直接対決、“グローバル投票”の詳細に注目が集まり、Twitterでは放送終了直後の25日午前1時時点で「#ILAND_EP5」がトレンド世界一に躍り出る反響を呼んだ。

【写真を見る】<I-LAND>ダンス代表の日本人・ケイの“ハローポーズ”はプロデューサー陣にも大好評!

“グローバル投票”はすでに始まっている。<グラウンド>メンバーの命運を大きく分ける可能性のある最終テスト、そのカギを握るのが、14歳の日本人メンバー・ニキだ。

■ テスト3「対決」の勝敗は…

「I-LAND」は、人気K-POPグループ・BTS、TOMORROW X TOGETHER(TXT)が所属するビッグ・ヒット・エンタテインメントと、『PRODUCE』シリーズを企画したCJ ENMがタッグを組んで制作するサバイバル・オーディション番組。

3年かけて企画・建設された超ハイテクな施設<I-LAND>を舞台に、世界中からオーディションで集められた志願者23人が切磋琢磨し、デビューを目指す。

だが、<I-LAND>の定員は12人。毎回のテスト後には12人のメンバー自身による降格者投票が行われ、降格者を含む11人は殺風景な<グラウンド>でトレーニングを積み、次の昇格チャンスを狙う。

エピソード5では、<I-LAND>と<グラウンド>による最初で最後の直接対決が行われた。

両チームから選ばれたボーカル2人、ダンス3人の代表者がそれぞれパフォーマンスを行い、審査員の評価で勝敗を競った。<I-LAND>が勝利すれば降格者は0、<グラウンド>が勝利すれば6人が降格となり、入替えが行われる。

技術的にはかなりレベルの高い戦いとなったが、<I-LAND>チームは元フィギュアスケーターのパク・ソンフンが美しい回転ジャンプを見せるなど、よりオリジナリティーを発揮。最終的に<I-LAND>154点、<グラウンド>139点という結果になり、<I-LAND>の勝利が決まった。(※ボーカル・ダンスバトルの出場メンバー一覧、点数内訳は文末に記載)

■ 最後のテストは“覚醒”がテーマ

<I-LAND>が勝利したためメンバーの入替えは行われず、休む間もなく最終テストの課題が発表された。

この課題のために作られたオリジナル曲「I&credible」で、テーマは“覚醒”。プロデューサーのパン・シヒョク氏は「自分が誰かを知って、自分を信じてほしい」とこのテストの狙いを説明する。

さらに、この課題では“連帯責任”の原則が取り払われた。

バトルを除く過去2つの課題はいずれも、<I-LAND>12人分の個人点の平均点に応じて降格人数も変動する“連帯責任”ルールだったため、個人の技術を磨くよりもチーム全体の向上に重点が置かれていた。

だが今回は、3人がプロデューサー陣の選択、あとの3人が<I-LAND>メンバーの選択により降格となる。全体でいい点数を取れば降格者を減らせるというわけではなく、個人がパフォーマンススキルを高めてることがより重要になってくる。

この選択で勝ち残った<I-LAND>生存メンバー6人は、最終的なデビューメンバーを決めるステージ・パート2に進む。一方、降格者6人は<グラウンド>の11人とともに、インターネットで行われる“グローバル投票”の結果を待つことになる。

■ ニキ、苦悩…「正直言うと、自信がない」

連帯責任の原則が取り払われたことは、参加者たちにとって重要なポイントとなった。<I-LAND>からも<グラウンド>からも「今回は個々人がしっかりやって生き残る必要がある」「正直こちらの方がいい。納得できる」「評価方法が変わって、チームの雰囲気も個人中心に変わった」といった声が上がった。

それぞれが個人の実力アップに集中し始めると、問題となるのは誰がチームを引っ張るリーダー役を担うか。

最終テストの後、<グラウンド>のメンバーは<I-LAND>からの降格者6人とともに“グローバル投票”で視聴者の評価を待たねばならない。<グラウンド>メンバーが勝ち残るためには、チーム一丸となって最高のパフォーマンスを見せることが必須。そのカギを握るのが、日本人メンバーのニキだ。

テスト2・テスト3では、跳びぬけたダンススキルとセンスを持つニキがメインパートでチームを引っ張ってきたが、どちらのテストでもニキ自身は昇格を果たせなかった。そんな経緯もあって、最終テストではメンバーの「リーダーになってほしい」という思いを感じながらも、「正直言うと、自信がない」「今回はサポートではなく自分の練習に時間をまわしたい」と悩む様子を見せた。

■ RAIN魂のメッセージ「意志さえあれば必ず成功する」

残された時間をチームのために割くか、自分のためだけに使うか。ニキは重い選択を迫られた。

そこへ激励に訪れたのが、プロデューサーのRAINとZICO。RAINは「リーダーは誰?いない?いないの?君たち、ファイナルなんだよ?」と声を荒げ、「『やろう』という意志を誰かが見せないとダメだよ。リーダーはとても大事だ。本当にやろうとする意志さえあれば、10年後でも20年後でもその人は成功する」と熱い言葉を投げかけた。

プロデューサー陣が帰った後、ニキがリーダーとなって練習が再開された。鏡の前に立ち、「リズムが違う」「もっと力強く!」「もう一回」と練習を仕切るニキ。<グラウンド>に活気が戻り、メンバーからは「ニキがかなり助けてくれて、かなり雰囲気がよくなりました」(ニコラス)、「ニキは自分の仕事をしながらダンスのサポートもかなりしてくれました」(ソヌ)といった感謝の声が上がった。

若干14歳のニキが悩みながらも前に進む様子に、視聴者からも感動の声が続々。「ニキ偉すぎるよ」「まだ14歳だよ?信じられない」「ニキ絶対昇格できるよ!」といった応援コメントが殺到し、放送後にはハッシュタグ「#ILAND_EP5」がTwitterの世界トレンド1位に躍り出た。

■ グローバル投票開始!「I-LAND」に世界が注目

最後のテストパフォーマンスの本番はエピソード6で放送される。

そして、グローバル投票は最後のパフォーマンスの本番を待たずに始まっている。これは、最後のテストパフォーマンスだけでなくすべてのテストでの振る舞いを見て投票してほしい、という制作側の意図のあらわれだろう。プロデューサーのRAINも番組内で「これまで見てきたすべてのテストを思い出しながら、降格者3人を決めなければならないと思う」とコメントしている。

投票はファンコミュニケーションプラットフォーム・Weverseにて行われており、毎日6人に票を投じることができる。7月31日(金)放送の「I-LAND」#6で“生存者”6人が決定した後は、その6人を除いた17人を対象にグローバル投票が続行。8月1日(土)以降の投票では、1回の票が3票として集計される。

■ <I-LAND>ボーカルチームのメンバーと結果

イ・ヒスン(HEESEUNG):18歳。<I-LAND>のエース的存在。テスト#2ではセンターを務めた。

イ・ゴヌ(GEONU):19歳。歌唱力の高さに定評がある。のびやかな高音が持ち味。

歌唱曲:BTSButterfly

獲得点数:81点

■ <I-LAND>ダンスチームのメンバーと結果

ケイ(K):22歳。日本出身、元マラソン選手。ダンス対決では、表情豊かなパフォーマンスでプロデューサー陣をも魅了した。

ヤン・ジョンウォン(JUNGWON):16歳。元テコンドー選手。ダンス・ボーカルともに評価が高い。

パク・ソンフン(SUNGHOON):17歳。元フィギュアスケーター。今回ジェイ入れ替わりでダンス代表に選出された。

ダンス曲:Rain「Rainism」/Dynamic Duo「3 Dope Boyz」/G-Dragon「One Of A Kind」

ボーカル・ダンス合計点数:154点

■ その他の<I-LAND>メンバー

ジェイク(JAKE)、チョ・ギョンミン(KYUNGMIN)、ジェイ(JAY)、ピョン・ウィジュ(EJ)、チョン・ジェボム(JAEBEOM)、チェ・セオン(SEON)、イ・ヨンビン(YOUNGBIN)

■ <グラウンド>ボーカルチームのメンバーと結果

キム・ソヌ(SUNOO):16歳。明るい癒し系キャラクター。ボーカル対決で歌唱力を示した。

ダニエル(DANIEL):14歳で23人中最年少。出身は韓国/アメリカ。長身でダンスも得意。

歌唱曲:BTSSAVE ME」

獲得点数:74点

■ <グラウンド>ダンスチームのメンバーと結果

ニキ(NI-KI):14歳。日本出身。5歳でダンスを始めた。ダンス対決ではリーダーを担当。

ニコラス(NICHOLAS):17歳。台湾出身で、台湾の芸術高校に在籍中。

チェ・ジェホ(JAEHO):19歳。ダンスバトル番組に出場経験あり。今回ハンビンとダンス代表の座を争った。

ダンス曲:H.O.T「Warrior's Descendant」/X-Teen「Reversal」/G-Dragon「One Of A Kind」

ボーカル・ダンス合計点数:139

■ その他の<グラウンド>メンバー

ハンビン(HANBIN)、タキ(TA-KI)、チュ・ジミン(JIMIN)、キム・テヨン(TAEYONG)、キム・ユンウォン(YOONWON)、ノ・ソンチョル(SUNGCHUL)(ザテレビジョン

チームか、個人か…厳しい選択を迫られたニキ