かつて世の中に不安を渦巻かせた「ノストラダムスの大予言」が外れてからはや20年。今も様々な予言が出ては消えていき、その一部が的中するとちょっとした騒ぎが起きる。社会に不安が募っている時ほど、予言の類はもてはやされるものであり、新型コロナウイルスの感染が拡大し自然災害が頻発している今の世の中は、まさに各種の予言が注目される時期なのかもしれない。

 中国メディア・環球網は27日、日本の新聞が30年前に「2020年、人類の半数が伝染病に」と報じた内容について、現在の状況を言い当てているとして注目を集めていると報じた。

 記事は、日本の地方紙が1990年5月に掲載した、世界保健機関WHO)の地球温暖化健康被害予測をまとめた紙面の内容を紹介。紙面は「2020年、人類の半数が伝染病に」という大きな見出しの下で、地球の温暖化に伴い世界でマラリアなどの伝染病が大流行し、世界の人口の半数近くが伝染病にかかる可能性があること、オゾン層の破壊が人類の免疫力を低下させる恐れがあることなど、当時のWHOの予測を伝えていたとした。

 そして、当時の予測と現在の状況を比較し、細かい部分で大きな違いはあるものの「2020年」、「伝染病」、「免疫力低下」というキーワードは、新型コロナウイルスに苛まれている現在に通じる部分があり、新型コロナ感染者数も約1500万人と世界の人口の半数には遠く及ばないものの、感染発生地域は200カ国あまりに達しており、歴史的な流行になっていることは間違いないとの認識を示している。

 そのうえで、この予測について日本のネットユーザーからは「ノストラダムスの大予言よりも正確ではないか」、「細かい部分は違うけれど、年代は合っている。今は自然災害が本当に多く、この問題を真剣に考える時期に来ている」といった感想が寄せられたことを伝えた。

 中国では今年の梅雨、日本同様に南部地域を中心に記録的な豪雨に苛まれ、浸水や洪水の被害が出ている。記事が紹介した「予言」について、伝染病の流行もさることながら、気候の変動による環境の変化に嘆息した人も多いのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

30年前の日本の新聞に掲載された「予言」に、中国メディアも注目