サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回はアーセナルプレーするスペイン代表MFダニ・セバージョスが、U-21スペイン代表の一員としてU-21欧州選手権2019のグループAポーランド戦で決めたFKだ。


セバージョスは、各年代のスペイン代表としても活躍。U-19カテゴリでは欧州選手権優勝、2017年のU-21欧州選手権でも準優勝に貢献し、大会最優秀選手に輝いた。

さらに2019年6月に行われたU-21欧州選手権でもスペイン代表の優勝に貢献し、2019年6月22日に行われたポーランド戦では見事なFKを決めている。

優勝候補筆頭のスペインが前半のうちに3点をリードすると、迎えた71分、スペインはゴールのほぼ正面、約23mの位置でFKを獲得する。

セバージョスが擦るように蹴り上げたボールは、強烈なカーブを描いてゴール左隅へと吸い込まれていった。凄まじい変化に相手GKもあきらめの表情を浮かべる一撃だった。

今シーズンは、アーセナルレンタルされていたセバージョス。現時点では来シーズンはレアル・マドリーへの復帰が既定路線となっているが、その去就にも注目が集まっている。

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