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「コロナ禍の外出自粛の中で、秋篠宮ご一家のみなさんは皇族として『いま、できること』をお考えになり、盛んに医療の専門家や厚労省の担当者とのオンライン会議に臨まれています」(宮内庁関係者)

未成年の悠仁さまを除くご一家総動員で臨まれるオンライン会議は5月からほぼ毎週続いており、6月には11回を数えた。7月20日までに合計24回に及んでいる。

「医療の現場で防護服が不足していることをお知りになると、すぐにご一家と職員で防護服を手作りされてお届けになりました。これも紀子さまのご提案ではないでしょうか。秋篠宮家の団結力を感じます」(前出・宮内庁関係者)

しかし“小室圭さん問題”をめぐり、秋篠宮ご夫妻と眞子さま、佳子さまの間には大きな溝があるとみられていたはず……。

昨年3月、大学卒業に際しての文書回答で佳子さまは《私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています》と、一途に小室さんを思われている眞子さまを応援すると宣言。

一方、秋篠宮さまは昨年11月の誕生日会見で《結婚のことについては(眞子さまと)話をする機会はありません》と、突き放すように述べられた。

はっきりと浮き彫りになっていた親子の対立関係。ここにきてなぜ、急激な“雪解け”が起こったのだろうか――。

「実は、佳子さまには結婚を真剣に考えるほどの交際相手がいらっしゃるとも報道されています。紀子さまが急きょ親子関係の改善を図られた背景にも、佳子さまの“結婚問題”があるようなのです」(前出・宮内庁関係者)

最近になって、佳子さまの“お相手”についての報道が相次いでいる。「デイリー新潮」は6月30日に「佳子さまに新しい男性の存在」との記事を掲載。

さらに『週刊女性』(8月4・11日号)が「佳子さま結婚へ!」のタイトルで、お相手の男性についても「佳子さまと同時期にリーズ大学に留学していた男性。都内の理系大学出身で爽やか系のイケメン」と踏み込んだ。宮内庁関係者が言う。

「佳子さまも25歳ですから、そういうお相手はいらっしゃるというお話は以前から漏れ聞こえていました。皇族の外出時には、プライベートな用事であっても側衛官が同行します。デートも例外ではありませんから、ご家族に隠し通すことはできません。もちろん佳子さまも、ご自身の交際について、秋篠宮ご夫妻に正直に報告されてきたことでしょう」

佳子さまはご自身の結婚について《遅過ぎずできれば良いと考えております》と、大学卒業に際しての文書回答で述べられていた。皇室担当記者はこう見る。

眞子さまの結婚を応援されている佳子さまは、お姉さまより先に結婚していいものかと思われつつも、できるだけ早く結婚を決めたいという思いもおありでしょう。つまりは、眞子さまのご結婚が早く実現するよう応援し、ご自身も同時期のご結婚を思い描かれているのではないでしょうか」

娘の結婚は祝福すべき出来事に違いないが、紀子さまには悩ましい事情もあると、前出の宮内庁関係者がご心情をおもんぱかる。

「現在の皇室典範では、女性皇族が一般の男性と結婚した場合、皇室を離れなければなりません。ただ、秋篠宮ご夫妻がご多忙ななか、まだ13歳の悠仁さまを支える存在が必要です。将来も、眞子さまと佳子さまのどちらかには皇室にとどまってほしい――。紀子さまはそう願われているのです。悠仁さまを支える皇族がいなくなってしまう未来に、不安を募らせていらっしゃるのでしょう」

秋篠宮家において、お二人の内親王の役割は決して小さなものではないという。元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんもこう語る。

「天皇皇后両陛下のご活動だけで、皇室と国民との絆を維持していくのは難しいでしょう。眞子内親王殿下佳子内親王殿下が公務の担い手として重要な存在でいらっしゃるのは間違いありません」

紀子さまは昨年9月、お誕生日の文書回答にこう記された。

《長女も次女も、それぞれがよき人生を歩み、これまで2人の成長を支えてくださった方々にも喜んでいただけるよう、将来を築いていってほしいと願っております》

前出の宮内庁関係者は、紀子さまは連日のオンライン会議を通じてお二人に“皇族としての自覚”を促しているのではないかと語る。

「民間から皇室に嫁がれた紀子さまは、ご成婚当初から皇族としての品位を保たれるために、ご自身を厳しく律してこられました。国民にとって皇室がいかに大切なものなのか、お生まれになったときから皇室にいらっしゃる眞子さま、佳子さま以上に強くお感じなのだと思います。それだけに眞子さまと佳子さまが同時に皇籍を離れることはお許しにならないはずです」

紀子さまからの強い圧力をお感じになりながらも、結婚の機が熟すのを待ち望まれている眞子さまと佳子さま。静かなる攻防はいまも続いている――。

「女性自身」2020年8月11日号 掲載