ではさっそく冷蔵庫の処分の仕方と、それに掛かる費用の解説に合わせて、無料で処分する方法もご紹介します。冷蔵庫を処分する際は、参考にしてみてください。

【詳細】他の写真はこちら



■冷蔵庫の処分方法<指定場所に持ち込み>

出典:photoAC

購入店で処分してもらえない場合でも、自分で指定取引場所に持ち込むことができれば、冷蔵庫の処分をすることができます。その場合、事前に家電リサイクル料金を支払う必要があるため、処分までの手順をチェックしましょう。

<持ち込みでの処分の仕方>
1.郵便局またはゆうちょ銀行にて家電リサイクル券を受け取る。
2.処分したい冷蔵庫のメーカーや内容積などの必要事項を記入。その後リサイクル料金を支払う。
3.指定取引場所へ処分したい冷蔵庫と、支払いを終えた家電リサイクル券の控えを持って行く。

郵便局によっては家電リサイクル券を置いていない場合もあるので、事前にお近くの郵便局に確認を取りましょう。

■冷蔵庫の処分方法<自治体に回収依頼>

出典:photoAC

購入店で処分してもらえない場合や、自身で冷蔵庫の運搬が難しい場合は、お住いの市区町村の自治体に、回収を依頼することができます。この場合、自治体の依頼した業者が家電リサイクル券の手続きを代行してくれるため、郵便局またはゆうちょ銀行へ行く手間や家電リサイクル券の記入などをする必要がありません。
ただし、家電リサイクル料金に加えて、収集運搬料が必要に。費用は各自治体によって異なるため、まずは一般財団法人家電製品協会のウェブサイトを参考に、各自治体で依頼している業者に確認しましょう。自治体によっては家電の回収を行っていない場合もあるため、注意が必要です。

■冷蔵庫の処分方法<買い替え時に引き取ってもらう>

出典:photoAC

冷蔵庫を新しいものに買い替える場合、新しい冷蔵庫を購入した店舗で引き取りしてもらうことができます。この場合でも、家電リサイクル料金と収集運搬料を支払う必要が。
しかし購入先の家電量販店によっては、古い冷蔵庫の下取りを行なってくれるところもあります。条件はあるものの、下取り対象となれば家電リサイクル料金と運搬収集料を支払うことなく冷蔵庫の処分を行うことが可能です。

■冷蔵庫の処分方法<購入店に引き取り依頼>
家電リサイクル法によって、販売元は廃家電を引き取り、回収した廃家電を製造元へ引き渡すことが義務づけられています。引越しをしたときや、ネット通販、テレビショッピングを利用したときなど、購入した店舗が遠い場合でも、近くの支店で引き取ってもらうことが可能です。この場合も家電リサイクル料金と収集運搬料を支払う必要があります。


■大手家電量販店での冷蔵庫の処分に掛かる費用は?

出典:photoAC

大手家電量販店で新しい冷蔵庫を購入する場合、お店が古い冷蔵庫の回収をしてくれます。お店によって掛かる費用が異なるため、どこのお店で買うと良いか自分の状況に一番合うお店を探しましょう。



・収集運搬費用が安い!ヨドバシカメラ

<家電リサイクル料金>
内容積170L以下 3,740円(税込)
内容積171L以上 4,730円(税込)
<収集運搬料>
550円(税込)

ヨドバシカメラ」では処分したい冷蔵庫の内容積の違いで家電リサイクル料金が決められています。処分に掛かる費用が安い大手家電量販店です



・冷蔵庫の種類によって費用が変わるヤマダ電機

<家電リサイクル料金>
3,740円(税込)~6,149円(税込)
<収集運搬料>
1,650円(税込)

ヤマダ電機」で冷蔵庫を回収してもらう場合は、家電リサイクル料金が処分したい冷蔵庫のメーカーや内容積によって細かく設定されているため、処分したい冷蔵庫はいくら掛かるかチェックしましょう。



・シンプルな料金設定が特徴のケーズデンキ

<家電リサイクル料金>
内容積170L以下 3,740円(税込)
内容積171L以上 4,730円(税込)
<収集運搬料>
1,430円(税込)~

ケーズデンキ」で回収をしてもらう場合、家電リサイクル料金は冷蔵庫の内容積によって金額が決まります。収集運搬料に関しては地域によって異なるため、注意が必要です。



・掛かる費用が分かりやすいエディオン

<家電リサイクル料金>
内容積170L以下 3,740円(税込)
内容積171L以上 4,730円(税込)
<収集運搬料>
1,100円(税込)~3,850円(税込)

エディオン」は回収してほしい冷蔵庫と新しく購入した冷蔵庫の種類が同じ場合だと、処分に掛かる費用を安く抑えることが可能です。公式サイトで、状況に応じて変わる費用の説明は分かりやすく記載されているためチェックしましょう。

お店によっては、配送する日時や場所、回収してもらいたい家電の数が異なる場合でも別途料金を支払えば回収してくれることもあります。その場合はお店に問い合わせましょう。

■冷蔵庫の処分を無料で行う4つの方法
処分する冷蔵庫によっては無料で行うことも可能です。




・新しい冷蔵庫の購入先で下取りしてもらう

出典:photoAC

各家電量販店によって下取りの条件はあるものの、比較的新しいものであれば古い冷蔵庫を無料で回収してもらえるだけでなく、下取り価格によっては得をする可能性もあります。



・ジモティーなどの地域情報サイトで売るまたは譲る

出典:@tame.gramさん

「ジモティー」などの地域密着型のサイトやアプリを使って、冷蔵庫を売ったり譲ったりすることができます。自分たちで収集、運搬する必要はあるものの、無料で処分することが可能です。



オークションサイトやフリマアプリで売る

出典:@tame.gramさん

メルカリやラクマなどのアプリや、ヤフオクなどのオークションサイトで処分したい冷蔵庫を売ることができます。送料や販売手数料がどれくらい掛かるか調べた上で販売価格を設定すれば、無料で処分することが可能です。比較的新しい冷蔵庫であれば、高値で売れることもあります。



リサイクルショップで買取してもらう

出典:@tame.gramさん

リサイクルショップによっては、無料で査定や買取を行ってくれる出張サービスがあります。古い冷蔵庫だと買取不可の場合もあるため、事前にお店に確認を取ると良いでしょう。

■冷蔵庫を処分する際は無許可業者に注意!

出典:photoAC

不用品の無料回収を行っている業者の中には、自治体の一般廃棄物処理業や委託の許可を得ていない無許可の業者がいます。こういった業者に引き渡した場合、不法投棄や不適切処理、不適正な管理に繋がり、火災が発生したり、有害物質が空気中に放出されたりといったことも。
無料で回収と聞いていたものの、全てが無料ではないと後から高額な請求をされたトラブルも発生しているため、注意が必要です。

■冷蔵庫の処分は、自分に合った正しい方法で!

出典:冷蔵庫は小型が使える!サブ冷蔵庫として取り入れてみてもOK@ 7omi_chaさん

使わなくなった冷蔵庫を処分する方法は、場合によってさまざまです。買い替えの場合や処分するだけの場合でも処分方法が異なってきます。処分に掛かる費用を意識しながら、自分の状況に合った方法で正しく冷蔵庫を処分しましょう。
(mamagirl
掲載:M-ON! Press