北川景子が主演、堤幸彦がメガホンを取る2021年全国公開の映画「ファーストラヴ」に、中村倫也芳根京子、窪塚洋介の出演が決定。また、北川と3人による初の場面写真も解禁となった。

【写真を見る】眼鏡姿で穏やかな印象の中村倫也

同映画は、アナウンサー志望の女子大学生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる、直木賞作家・島本理生の同名小説を原作としたサスペンスミステリー。

公認心理師の真壁由紀が、担当弁護士と共に容疑者である女子大学生と面談を重ね、二転三転する供述に翻弄(ほんろう)されながらも彼女の心理へと迫り、やがて由紀自身の過去の記憶にも結び付く意外な真相が浮かび上がる。

このたび、追加キャストとして決まった中村は、由紀(北川)の義理の弟で、由紀と共に事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉(あんの・かしょう)役。由紀の過去の記憶のカギを握る存在であり、中村がクールでドライな弁護士を体現する。

また、由紀と迦葉が向かい合う父親殺しの容疑者・聖山環菜(ひじりやま・かんな)を芳根が演じる。父を刺殺しながらも供述を二転三転させ、真意のつかめない複雑なキャラクターを熱演する。

そして、由紀の夫であり迦葉の兄、二人のよき理解者となるカメラマン・真壁我聞(まかべ・がもん)を窪塚が演じる。優しいまなざしに落ち着いたトーンで作品に抑揚と緩急をつけ、物語に奥行きを持たせているキャラクターに扮(ふん)する。

追加キャストの3人からコメントが到着。以下にて、紹介する。

中村倫也(庵野迦葉役)コメント

このビターな世界の中で、迦葉はどんな過去を背負い、またどんな未来を歩いていくのか、日常生活まで入り込むほどずっとず〜っと考えていました。ここまで頭から離れなかった人物は初めてかもしれません。

僕がこの世界に入る前から一ファンとして多大なる影響を受けてきた堤さん、窪塚さん。もはや百戦錬磨の芳根さん。そしてなにより、同世代の星、北川さん。試写の案内が届くのが楽しみな今日この頃です。ご期待ください。

芳根京子(聖山環菜役)コメント

環菜と向き合えば向き合うほど、引きずり込まれそうで震える恐怖を、初めて味わいました。撮影が終わった今も、思い出すと涙があふれます。

現場の温かい空気と、スタッフ・キャストの皆様に心から救われました。真壁先生が北川さんで本当に良かったです。初めての堤組で経験させてもらった事は、一生忘れません。

■ 窪塚洋介(真壁我聞役)コメント

何もしないことの難しさ。堤監督との12年ぶりの仕事で求められたのは"何もしない"こと。何の狙いも持たずにただただ良き夫、良き兄としてカメラの前で在ることは想像以上に難しかった。 

つい作為的になりがちなところを北川景子さんはじめ、演者とスタッフが真摯(しんし)に自分の仕事に向き合う様に支えられて挑戦することが出来たように思います。(ザテレビジョン

北川景子(写真左上)主演の映画「ファーストラヴ」に、中村倫也(右上)、芳根京子(左下)、窪塚洋介(右下)の出演が決定