日本は各方面において世界的な影響力を持つ国の1つと言って良いだろう。中国では日本を「小日本」、あるいは「弾丸小国」などと呼び、「小さい国」であると蔑む声が存在するが、中国メディアの百家号は29日、日本の真の実力について紹介する記事を掲載した。

 記事は、これまで日本は小さいと言われ続けてきたが、「小さいどころか世界では大国・強国と呼ばれている」と紹介。その理由を5つ挙げている。1つ目は「GDPで世界第3位」を維持していることだ。中国が日本を超えるまでは2位の座にあり、現在は3位になったとはいえ、今でも経済大国と言っても全く大げさではないと伝えている。

 2つ目は「工業面での巨頭」であること。日本は半導体、精密機器などのハイエンド製造業の分野で世界の先頭に立っていると指摘した。これは、中国の25分の1しかない国土面積を考えると驚異的だと称賛している。3つ目は「人口大国」であること。人口が1億を超える国は世界でも数えるほどしかなく、決して小国とは言えないとした。

 4つ目は「政治面」。敗戦国として日本は国際的な地位が低かったものの、米国のおかげで影響力を高め、今では国連安保理の常任理事国入りを目指すほど「野心が高い」と警戒感を示した。そして最後には「軍事力」を紹介。米国のある軍事力ランキングで日本は5位になったほどの実力で、米国の制御下にあり軍さえ持っていないのにこれだけ強いとは、と驚きを示している。

 日本は大きさから言っても影響力から言っても、決して「小国」ではない。記事は、「政治面では少し弱いが」と付け加えているが、これは否定できない痛い所だろう。とはいえ日本の実力は中国としても軽く見ることはできないのは間違いないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

政治は弱いが日本は「小国」じゃない! むしろ「大国・強国と呼ばれているぞ」=中国